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PIP5K1A はホスファチジルイノシトール-4- リン酸をリン酸化し、ホスファチジルイノシトール-4, 5- リン酸を生成する。PIP5K1 は哺 乳類細胞においてWnt3a誘導性のLRP6 リン酸化 (ser1490) に必須である。Wnt3a はfrizzled とdishevelled を介してホスファチジルイノシトール-4, 5-リン酸形成を刺激し、dishevelled は活性化PIP5KI と直接的に相互作用する。PIP5K1A を介したPIP(2) 産生はHIV-1 の リンパ球への感染初期に重要な役割を果たす。リンパ球では、野生型PI4P5K1A の過剰発現によりHIV-1 エンベロープを介したPIP(2) 産生が増加しウイルス複製が亢進する。