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鈴木クロスカップリング法を利用した蛍光ソルバトクロミック色素であるPOLARIC™は、単一励起光で細胞内小器官などの環境の極性(新水/疎水性)によって色(蛍光波長)が変化します。

細胞内小器官などを染め分けすることができます。細胞の種類による染め分け、生細胞の形質変化のイメージング等にご利用ください。

※本製品は、北海道大学とのライセンス契約に基づきコスモ・バイオが製造販売を行っています。

特長

  • POLARIC™は、細胞内小器官などの環境の極性(親水 / 疎水性)に応じて色が変化

    蛍光ソルバトクロミック色素の色調変化
    蛍光ソルバトクロミック色素であるPOLARIC™は、溶媒の極性によって蛍光波長が変化します。
    POLARIC™は、500 nm 前後の励起光で蛍光波長がおよそ520 〜 700 nm と幅広く変化します。

  • POLARIC™は、細胞毒性が極めて低く、蛍光寿命が長い

染色方法

  1. POLARIC™ 1 チューブにエタノール・3 μL を加えて溶解し、10 mL の培地に添加したものを染色液とします。
    染色液の保存は4℃で2 週間(遮光)です。
  2. 目的の細胞を「ガラスボトムディッシュ」などの自家蛍光の低い培養容器で予め培養してください。
  3. 培養容器から培地を除去し、等量の染色液に交換してください。
    ※培養初期の段階で染色することを推奨します。
  4. 培養環境(37℃インキュベーター内など)で静置し、染色します。
    標準的な染色時間は、浮遊性の細胞や播種前の細胞では10〜30 分程度、播種後の細胞では15分〜2時間程度(最長12 時間)になります。
    ※染色時間は、細胞の種類や培養日数などによって異なります。
  5. 染色後、培地で3回洗浄してください。
  6. 洗浄後に細胞を蛍光観察してください。 観察条件は、励起波長500 nm(460 nm 〜 520 nm )、蛍光波長はおよそ520 〜 700 nm(細胞内で局在する環境によって異なる) の範囲で検出されます。
    POLARIC™で染色される主な細胞器官は,細胞膜(緑)、ミトコンドリア(橙色)、小胞体(黄色) であることを確認しています。

使用例


POLARIC™は、細胞内の部位の極性の違いによって 色調が変化します。


ミトコンドリアは橙色、細胞膜は緑色、小胞体は黄色の蛍光を それぞれ発します。

位相差画像
位相差画像

核染色
核染色

POLARIC(TM)染色
POLARIC™染色

POLARIC™PLT-500c6で染色したラット心筋細胞は、心筋細胞と非心筋細胞の染め分けすることができます。また染色された心筋細胞でも拍動し続けます。その動画は こちらをご覧ください。

POLARIC(TM)で染色したラット骨髄単球を破骨細胞分化培地で培養
POLARIC™で染色したラット骨髄単球を破骨細胞分化培地で培養した場合、染色されたまま破骨細胞へと分化が進む様子が観察できます。

PMC_AK12_9.jpg

POLARIC(TM)PLT-500c6で染色したHeLa細胞

POLARIC™PLT-500c6で染色したHeLa細胞

POLARIC™PLT-500c6の構造

POLARIC(TM)PLT-500c6の構造

POLARIC™(ポラリック)生細胞染色用蛍光色素

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
ポラリック
POLARICTM PLT-500c6詳細データ
PMC AK12 5 TUBE
[10 μg/vial]
¥48,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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