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蛍光標識法による糖鎖解析に！還元剤は2種類ご用意 LudgerTag™ PROC（プロカインアミド）糖鎖標識キット

メーカー名：Ludger Ltd.

LudgerTag™ PROC 糖鎖標識キットは、糖鎖（グリカン）をプロカインアミドで標識できるキットです。
還元的アミノ化反応により、糖鎖のフリーの還元末端に色素を結合します。

本製品を使用した学会発表ポスター

特長

色素の特性	分子量 = 235.33 励起波長 = 310 nm、蛍光波長 = 370 nm
標識可能なサンプル数	標識試薬1セットにつき、12サンプルの標識が可能（合計24サンプル）
必要なサンプル量	1サンプルにつき、25 pmol - 25 nmol の糖鎖
適したサンプル	フリーの還元末端を持つ精製された糖鎖

本キットには、試薬が2セット（標識反応2回分）含まれます。

プロカインアミド色素（品番：LT-PROC-01）　×2本
2-PB 還元剤（2-ピコリンボラン）（品番：LT-PB-01）　×2本
または、NaCNBH₃ 還元剤（シアノ水素化ホウ素ナトリウム）　（品番：LT-CYANOB-05）　×2本
30% 酢酸 in DMSO （品番：LT-ACETIC-DMSO-01）　×2本

標識は2段階の反応からなります。

シッフ塩基の形成
この反応には、閉環構造と開環構造が平衡状態にあるフリーの還元末端を持つ糖鎖が必要です。色素の第一級アミンが、開環状の還元末端残基のカルボニル炭素に求核攻撃し、部分的に安定したシッフ塩基を形成します。
シッフ塩基の還元
シッフ塩基（イミン）は化学的に還元され、安定した標識糖鎖が生成されます。

図1. 還元的アミノ化による糖鎖のプロカインアミド（PROC）標識

（画像はクリックで拡大されます）

図2. プロカインアミド標識ヒト IgG 糖鎖のUHPLC分析
標識後のサンプルクリーンアップは行っていない。

（画像はクリックで拡大されます）

図3. プロカインアミド標識エリスロポエチン糖鎖のUHPLC分析
標識後のサンプルクリーンアップは行っていない。

参考文献

Lucy et al., Prominent members of the human gut microbiota express endo-acting O-glycanases to initiate mucin breakdown. Nat Commun . 2020 Aug 11;11(1):4017. [DOI]10.1038/s41467-020-17847-5,(品番：LT-KPROC-24)
Daniel et al., Interlaboratory evaluation of plasma N-glycan antennary fucosylation as a clinical biomarker for HNF1A-MODY using liquid chromatography methods. Glycoconj J . 2021 Jun;38(3):375-386. doi: 10.1007/s10719-021-09992-w.(品番：LT-KPROC-96)
Radoslaw et al., Tsetse salivary glycoproteins are modified with paucimannosidic N-glycans, are recognised by C-type lectins and bind to trypanosomes. PLoS Negl Trop Dis . 2021 Feb 2;15(2):e0009071. doi: 10.1371/journal.pntd.0009071.(品番：LT-KPROC-VP24)