Hyaluronidase,Chondroitinaseの検出キット ヒアルロニダーゼ検出ザイモ電気泳動キット

泳動プレートの作成やバッファーの調整等の煩雑さからの解放！！
熟練の技を必要としない安定した泳動結果！！

• ゼラチンザイモ電気泳動キット（品番：LL-50001）
• ストロメリシン検出ザイモ電気泳動キット（品番：LL-50002）
• ヒアルロニダーゼ検出ザイモ電気泳動キット（品番：LL-50003）
• セリン-プロテアーゼ検出ザイモ電気泳動キット（品番：LL-50005）

近年転移癌の有力な原因物質として、癌の浸潤を促進するマトリックスメタロプロ テアーゼ（MMP）が注目されています。一方他の要因として、ヒアルロニダ−ゼが生体組織 骨格を構築しているプロテオグリカンを分解し、MMPとの共同により多大な組織崩壊を誘発し、原発巣から癌細胞の浸潤・拡散を招き、他の組織への転移を促進する酵素として、重要な役割を演じていると考えられています。
癌の浸潤以外にもヒアルロニダ−ゼは種々の分野に関与しています。その主なものとして、近年盛んに研究されている不妊治療があります。受精の際に精子はヒアルロニダ−ゼを出して、卵細胞を取り囲む顆粒層を溶かしながら、卵細胞に向かっていきます。このヒアルロニダ−ゼ活性が受精率・受精速度に重要な役割を有しています。ヒアルロニダーゼに異常をきたした精子が不妊の１つの原因であるという報告もあり、本キット　「ヒアルロニダーゼ検出ザイモ電気泳動キット」 を用いて簡易的 な検査が可能になります。

その他ヒアルロニダ−ゼの性質

• A 群連鎖球菌等が細菌感染すると、菌から代謝するヒアルロニダ−ゼで感染周辺の組織が破壊され、菌の浸潤が容易になり疾病が拡大します。
• コブラ・まむし等の蛇類、スズメ蜂・アシナガ蜂等の蜂類、トビズムカデ・アカズムカデ等のムカデ類、蜘蛛類等の主な毒素成分は、ヒアルロニダ−ゼ・プロテアーゼ等の酵素です。この酵素類は毒素成分として、時として生体にとって重篤な作用をもたらします。

ヒアルロニダ−ゼは、癌の浸潤・妊娠・不妊・細菌感染症・昆虫等の、毒素成分等として多彩な分野に関与しています。各分野でヒアルロニダ−ゼを調べることは、これらの問題解決において重要になります。ヒアルロニダ−ゼの分析には種々の手法 がありますが、その内でも手軽に且つ確実に調べる方法として、ザイモ電気泳動法があります。ライフ社では、始めてヒアルロニダ−ゼザイモ電気泳動キットを開発しご提供しております。
本キットは泳動プレートの作成・各種使用バッファーの調整等の煩雑さからの開放、及び熟練の技を必要とせず安定した泳動が可能なように、特に吟味して開発された商品です。

ヒト及び各種動物の血液・体液・分泌液・組織，骨・血管・細胞及び細胞培養溶液に含まれている、ヒアルロニダ−ゼ及びコンドロイチナ−ゼ等のムコ多糖体分解酵素の検出確認。

本分析方法はSDS-電気泳動と酵素反応を組み合わせたヒアルロニダーゼの検出方法です。検出原理はゼラチンに親和性を有する酵素がゼラチンを含むゲル支持体上で電気泳動によって分離されます。その泳動ゲルプレートを、一定条件で酵素反応するとゼラチン分解活性を有する酵素はゲルに含まれているゼラチンを分解します。このプレートをタンパク染色することによって酵素分解された部分は染色されず透明になり、非分解部分は染色されますのでゼラチン分解活性を有する酵素を確認することができます。
この検出方法は感度が高く、ELISAによる免疫学的方法よりはるかに微量の酵素を検出する事が可能です。

• ヒアルロニダーゼ検出ザイモ電気泳動 参考パターン

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