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記事ID : 17506
研究用

生体液中の抗原量を簡単に測定 放射免疫拡散法(RID)キット

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放射免疫拡散法(RID: Radial Immunodiffusion)キットは、生体液中の抗原の濃度を、抗体を用いて定量的に測定できるキットです。

使用目的

RID は一般的に、サンプル(通常は血清/血漿)中の特定の抗原(タンパク質)の量または濃度を、抗体を用いて測定するために利用します。

サンプルには、血清/血漿/乳/唾液/精製タンパク質溶液などの生体液を使用できます。

特長

RIDについて

  • 簡単
  • 検体を精製せずに測定できます
  • 測定に必要なものは全て含まれています
  • 特別な機器は不要です
  • 高感度・特異的な結果
  • 引用文献数 2,000 報以上

キットについて

  • コスト効率: RIDプレートは仕切られており、1つのプレートを2回以上使用可能
  • 精度が向上: サンプルごとの粘性の違いを低減するためのサンプル希釈液が付属
  • 複数の方法: 3種類のアッセイが可能

構成内容

  • RID プレート(14 well/tests per plate)
  • Calibration Material (凍結乾燥品)
  • DI Water(Calibration Material の再構成用)
  • サンプル希釈液(Calibration Material & 試験サンプルに使用)

プロトコール概略

  • 抗原(検体/キャリブレーター/コントロール)を、特異的な抗体を含むアガープレート内の円筒状のウェルに添加します。
  • プレートを 22℃ でインキュベートします(通常は 48 - 120 時間)。
  • 抗原が抗体(単一の抗原特異性を示す)を含むアガロースゲルを通して放射状に拡散し、抗体/抗原複合体が precipitin ring として現れます。
  • 形成された precipitant ring を測定し、定量的な結果に変換します。
  • 測定はデジタルまたは肉眼で行います。

precipitin ring

デジタルRIDプレートリーダーで測定
デジタルRIDプレートリーダーで測定

マイクロメーターを使用して宝石用ルーペで測定
マイクロメーターを使用して宝石用ルーペで測定

製品データ

precipitin ring が形成されたRIDアガープレート
precipitin ring が形成されたRIDアガープレート
放射免疫拡散法アッセイで IgG 濃度を測定した結果を示す。precipitin rings の直径は IgG 濃度に比例する。

放射免疫拡散法(RID)キット

ウシ

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Bovine IgG LL BINDARIDTM RID kit RKL RL200.3 1 KIT
販売終了
Bovine IgG NL BINDARIDTM RID kit RKL RN200.3 1 KIT
販売終了
Bovine Albumin NL BINDARIDTM RID kit RKL RN204.3 1 KIT
販売終了

マウス

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
IgG Subclass 1 NL BINDARIDTM RID kit RKL RN273.3 1 KIT
販売終了
IgG Subclass 2a NL BINDARIDTM RID kit RKL RN274.3 1 KIT
販売終了
IgG Subclass 2b NL BINDARIDTM RID kit RKL RN275.3 1 KIT
販売終了
IgG Subclass 3 NL BINDARIDTM RID kit RKL RN276.3 1 KIT
販売終了
IgM NL BINDARIDTM RID kit RKL RN278.3 1 KIT
販売終了

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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「放射免疫拡散法(RID)キット」は、下記のカテゴリーに属しています。

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