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記事ID : 16779
研究用

未変性かつヒアルロン酸結合活性を示します 鮭由来プロテオグリカン

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本商品は、鮭の鼻軟骨から抽出されたプロテオグリカンです。

背景

プロテオグリカンとは

プロテオグリカン(proteoglycan)は動物の細胞外マトリックスや細胞表面に存在し、コンドロイチン硫酸、デルタマン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン、ケラタン硫酸などのグリコサミノグリカンと呼ばれる硫酸化多糖がコアタンパク質に共有結合してできる広義の糖タンパク質の一種です。生体内では、ヒアルロン酸やコラーゲン等の繊維質のマトリックスタンパク質と複合体を形成しています。

アプリケーション例

プロテオグリカンのヒアルロン酸結合活性の評価

目的 鮭鼻軟骨由来のコンドロイチン硫酸型プロテオグリカンであるプロテオグリカンのコアタンパク質に存在すると言われるヒアルロン酸結合活性(溶液状態の固相化ヒアルロン酸に対する)について評価を行いました。
試験試料
  • 本商品:プロテオグリカン
  • 他社品:プロテオグリカン試薬
方法
  1. 各種のプロテオグリカン試料を 5000(ng/ml)に調整後、2等分し、一方は阻害用ヒアルロン酸を添加、他方は非添加とし、1時間反応させます。
  2. ELISA プレートのウェルにヒアルロン酸を固定化し、このウェルに上記の溶液を添加し、1時間反応させた後、洗浄を行います。
  3. 次に抗CS抗体溶液を添加し、さらに1時間反応させた後、再度洗浄を行います。
  4. HRP標識二次抗体溶液を添加し、さらに1時間反応させた後、洗浄します。
  5. 発色基質溶液を添加し30分間反応させた後、反応停止し、吸光度を測定します。
結果

図1. プロテオグリカンのヒアルロン酸結合活性
本商品は、ヒアルロン酸に対する結合活性を有することが明らかとなった。
一方、比較対象の他社品にはその活性が確認できない。

差別化ポイント - プロテオグリカンの分子量

プロテオグリカン概要図
図2. プロテオグリカン概要図


図3. 鮭鼻軟骨プロテオグリカンの解析結果
鮭鼻軟骨プロテオグリカンは、非変性(非分解)であれば、分子量は120万ダルトンの単一ピークを示します。
本原料は、壊さずに非変性のまま抽出されています。

鮭由来プロテオグリカン

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Salmon nasal cartilage proteoglycan詳細データ CSR SNCP10 10 MG
¥15,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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