記事ID : 16870
研究用

神経再生や脱髄疾患などの神経研究に!シュワン細胞株 (Schwann Cell Line)

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マウスシュワン細胞株 IMS32 は、成熟 ICR マウスの後根神経節および末梢神経組織より樹立された不死化細胞株で、シュワン細胞の各種マーカーおよび神経細胞の神経突起伸長の促進等、成熟シュワンの生理・生化学的特徴の多くを有しています。神経再生や脱髄疾患等、神経研究にご活用ください。

ラットシュワン細胞株 IFRS1 は、S100 及び GFAP 等のグリア細胞タンパクを発現し、開発者の東京都医学総合研究所 三五 一憲・渡部 和彦 先生の研究では、PC12 や DRGニューロンとの共培養系により、髄鞘形成能3),4)が確認されています。株化細胞を使った髄鞘形成は他に例がなく、神経変性疾患や軸索再生へのシュワン細胞の機能を解析する有用なツールとして、ぜひご活用下さい。

背景

シュワン細胞(Schwann Cell)とは

シュワン細胞とは、末梢神経の軸索を取り囲む髄鞘を形成・維持する細胞であるとともに、運動・感覚ニューロンの維持に重要なサイトカイン等を産生しています。加えて近年、神経損傷後の軸索再生過程において、シュワン細胞が軸索の誘導や修復等に主要な役割を担っていることが明らかとなってきました。また、シュワン細胞の異常は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因因子として注目されています。

製品データ

抗p75抗体蛍光染色(緑:p75,青:核染)抗S100抗体蛍光染色(緑:S100,青:核染)位相差顕微鏡画像
(画像はクリックで拡大されます)

図1.蛍光免疫染色及び位相差顕微鏡画像
左)抗 p75 抗体蛍光染色(緑:p75,青:核染)
中央)抗 S100 抗体蛍光染色(緑:S100,青:核染)
右)位相差顕微鏡画像
倍率:X100

参考文献


  1. Watabe K, Fukuda T, Tanaka J, et al. Spontaneously immortalized adult mouse Schwann cells secrete autocrine and paracrine growth-promoting activities. J Neurosci Res. 1995;41:279-290.

  2. Watabe K, Sakamoto T, Kawazoe Y, Michikawa M, Miyamoto K, Yamamura T, Saya H, Araki N. Tissue culture methods to study neurological disorders: Establishment of immortalized Schwann cells from murine disease models. Neuropathology 2003;23:64-74.

  3. Sango K, Yanagisawa H, Kawakami E, et al. Spontaneously immortalized Schwann cells from adult Fischer rat as a valuable tool for exploring neuron-Schwann cell interactions. J Neurosci Res 2011;89:898-908.

  4. Sango K, Kawakami E, Yanagisawa H, et al. Myelination in coculture of established neuronal and Schwann cell lines. Histochem Cell Biol 2012;137:829-839.

  5. Sango, Kazunori, et al. "Immortalized adult rodent Schwann cells as in vitro models to study diabetic neuropathy." Experimental diabetes research 2011

シュワン細胞株

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格

マウスシュワン細胞株(IMS32)
Schwann Cell Line (IMS32), Mouse 詳細データ

PMC

SWN-IMS32C

1 VIAL
[5.0 x 105cells]
¥60,000

ラットシュワン細胞株(IFRS1)
Schwann Cell Line (IFRS1), Rat 詳細データ

PMC

SWN-IFRS1C

1 VIAL
[5.0 x 105cells]
¥50,000

注意点

  • 本製品に関し、公益財団法人東京都医学総合研究所とのライセンス契約に基づき、自己の研究目的にのみ使用し、細胞の第三者への提供(分配、貸与、譲渡、使用許可等)を禁止します。
  • 細胞はマイコプラズマ陰性確認、p75, S100 陽性確認済み
  • お受け取り後 凍結細胞を直ちにご使用にならない場合は液体窒素(または-70℃以下)にて保存してください。
  • 細胞は各専用培地とセットでご使用ください。

専用培地

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格

マウスシュワン細胞株(IMS32)用メディウム
Schwann Cell (IMS32) Medium, Mouse

PMC

SWN-MM

500 ML
¥27,500

ラットシュワン細胞株(IFRS1)用メディウム
Schwann Cell (IFRS1) Medium 

PMC

SWNMR

250 ML
¥32,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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