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SensoLyte® 520 ECEs 活性アッセイキットは、生体サンプルや精製した酵素調製物中の ECE(エンドセリン変換酵素)活性を検出できるキットです。

背景

ECE(エンドセリン変換酵素、ECE-1/ECE-2)

ECE(エンドセリン変換酵素、ECE-1/ECE-2)は、血管収縮ペプチドであるエンドセリン-1(ET-1)が、前駆体のプロエンドセリン-1から生成される際の律速酵素として知られています。また、ECE-1は in vitroin vivo の両方で、アミロイドβペプチドを分解します。ECE-1と相同性が高く、類似した構造を持つECE-2のホモ接合体ノックアウトマウスは、脳内でAβ分解が低下し、Aß 1-40 と Aß 1-42 レベルが有意に上昇します。

特長

  • 市販品で初めての ECEs 活性キット
  • 長波長の蛍光を発するため、バックグラウンドが低く高感度
  • ECE-1 と ECE-2 両方の活性を直接検出

構成内容

本キットは100アッセイ分です。

  • 5-FAM/QXL® 520 ECEs 基質(切断時の励起/蛍光 = 490/520 nm)
  • アッセイバッファー
  • ヒトリコンビナント ECE-1
  • 阻害剤
  • キャリブレーション用 蛍光リファレンススタンダード

※キットには96ウェルプレートは含まれません。別途ご用意いただく必要があります(黒色・平底)。

検出原理

本キットに含まれる基質は、βアミロイドフラグメントが基になっています。活性型 ECE が FRET 基質を切断すると、5-FAM の蛍光が増大し、励起/蛍光 = 490/520 nm で観察されます。5-FAM は長波長の蛍光を発するため、生体サンプルや試験化合物に含まれる成分による自家蛍光の干渉が低減されます。検出限界は、活性型 ECE-1 は 15.6 ng/mL、活性型 ECE-2 は 62.5 ng/mL です。

使用例

本キットを用いて測定した、ホスホラミドンによる ECEs 活性の阻害本キットを用いて測定した、ホスホラミドンによる ECEs 活性の阻害
(画像はクリックで拡大されます)

図1 本キットを用いて測定した、ホスホラミドンによる ECEs 活性の阻害

SensoLyte® 520 ECEs 活性アッセイキット(蛍光)

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
SensoLyte(R) 520 ECEs Activity Assay Kit *Fluorimetric*詳細データ ASI AS-72243 1 KIT
¥165,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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