透析と電気溶出の両方に使えるデュアルユースの製品 IBI SCIENTIFIC社 FLEX TUBE

Dialysis

• 簡単に透析、バッファー交換ができます。通常のピペットチップを用いて簡単にサンプルのロード、アンロードができます。
• ハイスループットにも対応が可能で、1つのバッファータンクにたくさんのサンプルを収容することができます。
• 大きなタンパク質の抽出も迅速かつ高いパフォーマンスで行うことができます。コンタミネーションもなく、収率は98％にもなります！
• タンパク質精製、自動タンパク質シーケンシング、ペプチドマッピング、アミノ酸解析に理想的です。
• 豊富な種類のチューブサイズ（MINI〜MEGA）、そしてメンブレンカットオフサイズ（1K 〜50K MWCO）を取り揃えています。
• 透析は全てのFlexTubeで行うことができます。

Gel Extraction - DNA, RNA, Large DNA

• Flex Tubeはゲルからの低分子の抽出、例えば小さな核酸断片（15ntまでのDNAオリゴヌクレオチド）やRNAの抽出に使用できます。
• また、タンパク質-核酸複合体や100kb以上のDNA断片など、大きな分子をアガロースやポリアクリルアミドゲルから抽出する時にも使用できます。
• ポリアクリルアミドやアガロースゲルからのDNA回収では95％以上の収率が得られます！
• FlexTubeはほぼ全ての電気泳動槽の中に置くことができ、抽出作業を行うことができます。FlexTubeを用いた電気溶出によりハイスループットな処理を行うことができます。
  （例）MIDI Flex Tubeで50kDaの分子を抽出する際は、概ね80分で終了します。
  ※これらのアプリケーションにおいてFlexTubeはシングルユースとなります。

Protein Extractions from Polyacrylamide Gels Compatible with MALDI-MS

SDS-PAGEは単一なタンパク質の分離、または分子量の評価に良く用いられる手段です。ゲルから単離したインタクトタンパク質を、MALDI-TOF-MSで分子量決定することも広まってきています。
こうした中では、十分なタンパク質収量が得られるかどうかが分子量計算や特性解析の正確さにおいて重要になってきます。

• FlexTubeを用いたゲルからのタンパク質電気溶出は、80％もの収率があります。
• SDS-PAGE、FlexTube、そしてSDS リムーバルバッファーが揃えば、これまでよりも正確なタンパク質分子量決定が可能になります。
• 内在性膜タンパク質（疎水性）や高分子量タンパク質も効率的に分離することができます。
• SDS-PAGEで広範囲に渡って分離されたタンパク質に対しても頼もしいツールとなります。
• 優れた収率はもちろんのこと、SDSフリーのサンプルを入手することができます。
• 電気溶出はMINI, MIDI,　そして MAXI のFlexTubeで実施可能です。

Oligo PAGE Electro-Elution and De-Salting

オリゴPAGE精製もFlexTubeで簡単にできます。
拡散法だと長く一晩もかかるばかりか収率も低いということになりますが、FlexTubeはこれよりもはるかに優れた手法となります。
FlexTubeならポリアクリルアミドゲルからタンパク質を抽出できるばかりでなく、おなじFlexTubeを用いた透析による脱塩もおこなうことができます。
まさにハイスループットにうってつけなツールといえます。