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SRPK1はセリンスレオニンタンパク質キナーゼであり、SRPK2と類似した配列および機能をもつ。ヒト癌細胞では、SRPK1の不活性化によりシスプラチンやブレオマイシンといった抗癌薬への細胞抵抗性が誘導される。SRPK1は、in vitroにおいて、スプライシング因子ASF/SF2、SC35およびSRp55といったセリンアルギニンリッチ(SR)タンパク質のアルギニン/セリンリッチ(RS)ドメインをリン酸化する。したがって、SRPK1はスプライシング因子の細胞内局在化を制御し、恒常的スプライシングと選択的スプライシングの両方の制御において主要な役割を担うと考えられる。