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TBK1はNAKまたはNFκB活性化キナーゼとしても知られ、IκBキナーゼをリン酸化し活性化する上流タンパク質キナーゼである。IκBキナーゼの活性化によりIκBタンパク質のリン酸化が可能となり、ユビキチン化経路を介して分解される。このメカニズムによりNFκB転写複合体の活性化が可能となる。TBK1はIκBキナーゼの特異的上流制御因子でありIκBタンパク質のTANKとも相互作用する。TBK1はIRF3やIRF7をリン酸化するウイルス活性化キナーゼの構成成分であり、これらの二量体化と核への移行を可能とし、これによりインターフェロンの転写誘導が生ずる。