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ULK3(unc-51様キナーゼ3)はセリンスレオニンキナーゼファミリーメンバーであり、GLIタンパク質の正の調節因子としてSHHシグナル伝達経路に関与する。ULK3は培養細胞において内在性かつ過剰発現のGLI転写活性を促進し、細胞内局在性を変更する。さらに、in vitroにおいてULK3はGLIタンパク質をリン酸化する。ULK3は広範に発現し、SHHシグナル伝達が活性化されていると思われる数々の組織においてより高い発現がみられることから、ULK3はSHH経路においてGLIタンパク質の正の制御因子として作用することが示唆される。