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研究用

サーファクタントプロテイン-D測定キットラット/マウス SP-Dキット「ヤマサ」EIA

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本商品はラット/マウスのサーファクタントプロテイン-D(SP-D)を高感度に測定できるキットです。

 [Q&A] ヤマサ醤油株式会社ウェブサイト ラット/マウスSP-Dキット「ヤマサ」EIA 外部リンク

背景

サーファクタントプロテイン-D(SP-D)は主に肺胞II型上皮細胞で産生されるC型レクチンのコレクチンサブグループに属する糖タンパク質です。SP-Dの生理機能としては、脂質代謝動態への関与のほか、自然免疫生体防御において重要な役割を果たしていると報告されています。ヒト血清SP-Dは間質性肺炎患者で高値を示し、間質性肺炎の診断用マーカーとして有用であることが明らかになっており、呼吸器分野の血清検査として広く臨床応用されています。

本商品はラット/マウスSP-Dを高感度に測定できるキットです。96穴マイクロプレートを用いたEIA 法を原理としており、血清及び気管支肺胞洗浄液中のSP-Dを容易に測定できます。本製品を用いた、ブレオマイシン投与ラットでの検討では、肺障害の病理所見と血清SP-D値変動が一致していました。

特長

  • モノクローナル抗ラットSP-D抗体を用いた高感度測定キットです。
  • ラットSP-Dを0.47〜30ng/mlの範囲で測定可能です。
  • 反応時間は一次反応2時間、二次反応1時間、発色反応20分です。
  • ラットSP-D及びマウスSP-Dが測定可能です。
  • ラット・マウスの血清及び気管支肺胞洗浄液中のSP-D測定が可能です。

※本商品に添付されている標準液はラットSP-Dです。マウスSP-DはラットSP-D当量として算出されます。

構成内容

構成品名 容量 数量
抗体固相プレート 96穴マイクロプレート 1
SP-D 標準液1 (0.47ng/mL) 0.5mL 1
SP-D 標準液2 (1.88ng/mL) 0.5mL 1
SP-D 標準液3 (7.5ng/mL) 0.5mL 1
SP-D 標準液4 (30ng/mL 0.5mL 1
希釈液 50mL 1
洗浄原液 50mL 1
酵素標識抗体 0.15mL 1
酵素標識抗体希釈液 15mL 1
発色液A 11mL 1
発色液B 0.5mL 1
反応停止液 11mL 1

本製品に添付されている標準液はラットSP-Dです。マウスSP-DはラットSP-D当量として算出されます。

測定方法

  1. 抗体固相プレート
      ←標準液または希釈済み検体(100μL)
  2. 20 〜 30℃で2 時間静置
      ←洗浄(300μL、3回)
      ←酵素標識抗体液(100μL)
  3. 20 〜 30℃で1時間静置
      ←洗浄(300μL、3回)
      ←発色液(100μL)
  4. 20 〜 30℃で20分間静置
      ←反応停止液(100μL)
  5. 450nmの吸光度測定

ブレオマイシン投与ラットを用いた検討結果

【血清・気管支肺胞洗浄液中SP-D 濃度の変動】
Wister Rat (8 齢週、♂) にブレオマイシン塩酸塩を 1mg/kg 気管内投与し、1、3、5、7、10、14、21、28日後の血清および気管支肺胞洗浄液(BALF)を採取しました。本製品を用いて試料中SP-D濃度を測定したところ*、BALF SP-D は1日後から上昇し、3日後にピーク(2815ng/mL) となりました。血清SP-D 値は、5日後から上昇し、10日後にピーク(326ng/mL)となりました。コントロール群では、BALF、血清SP-Dともほとんど変動は見られませんでした。同時に測定を行った血清アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)および血清C反応性タンパク(CRP)では、コントロールとブレオマイシン投与群との間に差は認められませんでした。
* 製品添付の希釈液により、血清は50倍、BALF は400倍に希釈して測定

血清・気管支肺胞洗浄液中SP-D 濃度の変動

 

【肺組織病理所見とSP-D 値変動の比較】
ブレオマイシン投与、1、3、5、7、10、14、21、28日後に採取した肺組織切片でHE染色を行いました。BALF SP-D値が上昇した3日後から広範に炎症細胞浸潤と肺胞壁の浮腫・肥厚が認められました。血清SP-Dがピークとなった10日後では、炎症細胞浸潤が最も高度となり、肺胞虚脱を伴っていました。血清SP-DおよびBALF SP-Dが低下した28日後では、炎症細胞浸潤と肺胞虚脱は改善していましたが、肺胞壁が僅かに線維性肥厚を示していました。以上のように、血清およびBALF中のSP-D値の変動は、数日のタイムラグを伴って病理所見上の炎症性変化と一致していることが確認されました。

肺組織病理所見とSP-D 値変動の比較

ホルマリン固定切片を染色、100 倍にて撮影した結果の一部を拡大して表示。
監修: 札幌医科大学医学部 内科学第三講座 教授 高橋 弘毅 先生

<注意>
掲載したデータは、すべてヤマサ醤油にて行われた検討で得られたものです。記載しております方法・測定結果がラットでの検討方法・結果の基準を示すものではありません。あくまでも検討結果の一例としてご参照ください。

参考文献

1. Murata M. et al. : Exp Lung Res.2010 Oct ; 36(8):463-8
2. 村田 誠 他 : J Toxicol Sci. Vol. 35:Supplement P.S208

ラット/マウス SP-Dキット「ヤマサ」EIA

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格

ラット/マウスSP-Dキット「ヤマサ」EIA
Rat/Mouse SP-D kit YAMASA EIA詳細データ

YMS

80072

96 TEST
¥60,000(キャンペーン中)
¥120,000(通常希望販売価格)

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・ラット気管支肺洗浄液より精製されたSP-D を抗原として作製されました。
・ウエスタンブロッティング解析、組織染色に使用できます*。
・マウスSP-D にも反応します。

 

* マウス由来抗体のため、マウス組織には使用できない場合があります。

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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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