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FAQ : バイオロジカルインダストリーズ(BLG)社 NutriStem® hPSC XF 培地について

  商品詳細 「NutriStem® hPSC XF ゼノフリー培地(ヒトES/iPS 細胞用)

【01】 NutriStem® hPSC XF培地のQCテスト項目は何ですか?

NutriStem® hPSC XF培地はヒトES細胞H1株を用いて3継代以上培養し、細胞増殖と未分化能の維持を確認しています。

そのほかに下記についてチェックしています。

  • pH (7.1〜7.5)
  • 浸透圧 (310〜345 mOsm/kg)
  • エンドトキシン (<1.0EU/mL)
  • マイコプラズマ (PCR-Negative)
  • 無菌テスト (Negative)
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【02】 NutriStem® hPSC XF培地の使用前にTGFβやbFGFを添加する必要はありますか?

いいえ、NutriStem® hPSC XF培地はReady-To-Useの培地で、既にTGFβとbFGFが培地内に含まれていますので、別途添加する必要はありません。

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【03】 NutriStem® hPSC XF培地を使用して何継代まで培養可能ですか?

NutriStem® hPSC XF培地では50継代以上の長期培養が可能です。細胞は正常な特徴を保持しながら優れた増殖を示すので、通常の継代は3〜5日毎、split ratioは1:4〜1:8です。

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【04】 培地交換はどれくらいの頻度で行うのですか?

培地交換は毎日行ってください。週末は培地量を2倍にすれば2日間培養が可能です。

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【05】 オンフィーダー条件(MEF)で培養していたiPS細胞をフィーダーフリー条件(マトリゲルコート)に移行させました。 すると細胞が接着せず、増殖が遅く、また通常見られないコロニー形態が観察されました。

Biological Industries社の経験では、Growth Factor Reduced マトリゲルを使用した際に引き起こされるものです。Growth Factor Reduced マトリゲル上では培養が難しいので、通常のマトリゲルもしくはヒトES細胞用マトリゲルをご使用ください。

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【06】 普段は血清含有培地を使用しており、特に細胞増殖に問題ありません。なぜ培地を変更する必要があるのでしょうか?

下記のような理由が挙げられます。

  • 血清のロット間差
    • 血清は含有成分の量や種類が不明確な"black box"です。
    • ロット間差で違いがあります。
    • ウィルス、マイコプラズマ等のコンタミネーションリスクの可能性があります。
    • 幹細胞はとてもデリケートな細胞なので、細胞の形質が変化していく可能性があります。
    • 血清含有培地は物質を曝露して細胞影響を評価するような正確性を要する研究には不適です。
    • 血清含有培地を使用している実験は、血清が black box なため正確な結果を得られない可能性があります。
  • 生体内環境では幹細胞は血清下で生育していないため、血清フリー条件がより適しています。
  • 血清は最適な培養条件を提供していないため、細胞の生育が通常より遅くなります。
  • 適切な細胞で生育している細胞はより良好な形態や増殖率を示します。
  • 血清フリー環境で実験をする事で将来的な臨床段階を視野に入れた研究成果が得られます。
  • 血清フリー培地を使用すれば正確で妥当性のある研究を可能にします(血清は外的シグナルを増幅/減少させる様々な要因を含んでいます)。
  • 低価格の培地の場合、様々な高価な添加剤を必要とします。さらに血清の価格は原材料の不足により高騰してきています。トータルコストを考えた場合、必ずしも安価とは言えません。
  • NutriStem® XF培地は長期間培養しても培地中のpHを一定に保ちます。
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【07】 ヒト多能性幹細胞(ES/iPS)を培養したときのNutriStem® XF培地と他社培地との比較データはありますか?

下記のグラフがヒトES細胞H1株をNutriStem® hPSC XF培地と他社培地で培養したときの比較データです。 96 ウェルプレートに継代数6 のH1 細胞を播種し、24 時間ごとに培地交換を行い細胞数を測定しました。他社培地に比べてNutriStem® hPSC XF培地の方が良好に細胞が生育している事が確認できました。

 

BLG_NutriStem_hESCXF_FAQ_1.gif

 

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