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Q&A

記事ID : 11436

FAQ : セルバイオラボ(Cell Biolabs)社 酸化ストレス/損傷

 セルバイオラボ(CBL)社 FAQ一覧をひらく

【01】 酸化ストレスを解析したいと考えています。どのマーカーを選択すればよいでしょうか。

酸化ストレスは、活性酸素種(ROS)のありなしを直接測定する方法もしくは、DNA,RNA,タンパク質または脂質などの生体分子の損傷を測定する方法のいずれかで解析できます。後者が一般的に行われるのは、ほとんどの酸化損傷マーカーが安定で、多くのROSが比較的不安定なためです。 ジャーナルのレビュアーの多くは複数の酸化ストレスマーカーをテストして検証することを求めています。一つの生体分子に関して複数のマーカーをテストする(例えばタンパク質損傷マーカーを複数テストする)こともありますし、異なる生体分子に関して一つのマーカーをテストすることもあります。 これから酸化ストレス解析をされるお客様におすすめするBEST3はこちらです。

  1. Protein Carbonyl ELISA(品番:STA-310)
  2. 8-OHdG ELISA(品番:STA-320)
  3. TBARS Assay(品番:STA-330)
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【02】 CBL社のキットで測定できるサンプルの動物種は?

どのキットも動物種特異性はございません(KIM-1 ELISAキットを除く)。これらのアッセイは生体分子そのものを測定しているのではなく、損傷マーカーを測定しているためです。例えば、タンパク質であれば動物種間で交差が異なりますが、タンパク質のカルボニル化や3-ニトロチロシンのようなタンパク質損傷は異なる種で共通です。

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【03】 なぜ、CBL社の酸化ストレスアッセイでは、サンプルのタンパク質濃度を合わせる必要があるものとそうでないものがあるのですか?

3種類の異なるタイプのELISAキットを提供しています。サンドイッチELISA、競合ELISA、間接ELISAの3種類です。サンドイッチELISAは、予め抗体がプレートにコートしてありますが、間接ELISAでは、お客様自身のサンプルを直接プレートにコートしなくてはなりません。プレートのタンパク質結合量は比例しないので、検量線とお客様の未知のサンプルを比較する上で、標準物質およびお客様のサンプルを同じタンパク質濃度にそろえることが重要です。そのためCBL社の間接ELISAキットでは、すべてのサンプルおよび標準物質のトータルタンパク質量を10 μg/mLに合わせることを推奨しています。

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【04】 CBL社のOxiSelect? Comet Assay Kitは、標準的な顕微鏡スライドを使って試すことはできますか?

いいえ。コメットアッセイでは、標準的な顕微鏡スライドをご使用になれません。CBL社のコメットスライドは、接着性を増強するために化学的な処理が施されています。お客様の細胞/アガロース液滴は、一般的なスライド上にはとどまることができません。

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【05】 CBL社のSuperoxide Dismutase Activity Assayは、全てのフォームのスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)を検出できますか?

スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)は、3グループに分類されています。それは、細胞質Cu/Zn-SOD, ミトコンドリアMn-SODおよび細胞外Ec-SODの3グループです。CBL社の OxiSelect? Superoxide Dismutase Activity Assay Kitは、全てのフォームのSODを検出することが可能です。

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【06】 CBL社の8-OHdG DNA Damage ELISAを使っています。サンプル中のDNAを抽出したらすぐにアッセイに用いなくてはなりませんか?抽出したDNAは凍結保存できますか?

8-OHdGは、非常に安定なDNA修飾です。抽出したDNAは-80℃で最大12か月間まで保存できます。

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【07】 CBL社のOxiSelect? 8-OHdG ELISA Kitを使用するために必要なDNAの最少量は?

DNAサンプルの8-OHdGを確実に検出するためには、1ウェルあたり少なくとも2 μgの抽出/消化したDNAが必要です。

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【08】 通常、ヒトの8-isoprostane (8-iso-Prostaglandin F2α)のベースラインレベルはどれくらいですか?

通常、8-iso PGF2αは、ヒト血漿中で40-100 pg/mL、ヒト尿中で 500-2000 pg/mL です。

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【09】 血清サンプル中のタンパク質の酸化を解析したいと考えています。その際、サンプルをPBSやReduced BSAで希釈する必要はありますか?

タンパク質のカルボニル化もしくはAGEを検出するELISAキットを使用する場合、最初にBCA法またはBradford アッセイ法によって血清のタンパク質濃度を測定する必要があります。測定値を基に、サンプルを10 ug/mL になるように、Reduced BSAではなくPBSで希釈してください。 AGE ELISA Kitをご使用の場合、サンプルのOD値がスタンダードカーブの最も高い濃度のOD値を超える場合、さらにサンプルを希釈する必要があります。その場合、全てのウェルに加えるタンパク質が終濃度10 μg/mLとなるように、10 μg/mLのサンプルに、10 μg/mL のReduced BSA を加えて希釈して下さい。

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