データシートにそのタンパク質の情報が記載されていない限り、PeproTech社の製品は、室温で非常に安定な凍結乾燥の形状です。しかしながら、PeproTech社では、凍結乾燥製品を-20℃から-80℃の温度で保存することを推奨します。大部分の製品は、溶解後の短期間の保存には4℃を推奨しています。長期間のタンパク質の保存は、キャリアタンパク質(例:0.1%BSA)を加え、小分けにして-20℃から-80℃で凍結保存されるべきです。凍結融解サイクルはタンパク質の変性の原因になります。
ED50は、最大応答の50%の活性を示すサイトカインの濃度の定義です。この表現方法は、そのサイトカインの用量反応曲線がシグモイド曲線であるときのみ使用されます。ED50(ng/mL)を比活性(units/mg)に換算する式は以下の通りです。
1×106/ED50 (ng/mL) = 比活性 (units/mg)
- 信憑性: N末端シークエンス解析、可能である場合はスタンダードと比較したSDS-PAGE、RP-HPLC、MS解析
- 精製:SDS-PAGE、RP-HPLCによる分析
- 生理活性:in vitro、in vivoバイオアッセイ
- タンパク質量:UV分光法、SDS-PAGE分析、可能であればスタンダードと比較したHPLC分析
- エンドドキシンコンタミネーション:カイネティックLAL方法
- 微生物のコンタミネーション:膜ろ過方法、バイアリングされる前のタンパク質溶液のフィルター滅菌
それぞれのタンパク質に関する情報は出荷される製品に添付されるCoAに記載されています。溶解や保存に関する有用な情報を得るためにCoAの情報を注意深く読んでください。
PeproTech社のアニマルフリータンパク質は、エンドトキシンレベルがタンパク質の0.01 ng/μg以下または0.1EU/μg以下であることを保証しています。
大部分のPeproTech社のアニマルフリーでないタンパク質は、エンドトキシンレベルがタンパク質の0.1 ng/μg 以下または1EU/μg以下であることを保証しています。しかしながら、多くのタンパク質では、実際のエンドトキシンの測定値は、一貫して低いです。
市場に出回っている製品とは異なって、PeproTech社の製品は、キャリアタンパク質や添加剤(BSA、HSA、スクロースなど)を加えておらず、しばしば最小の塩の量で凍結乾燥されます。その結果として、少量のタンパク質は凍結乾燥中に薄く沈殿され、時々目に見えないフィルム状になります。開封前にバイアルを20-30秒間遠心し、バイアルのキャップや側面についているタンパク質を底に落としてください。PeproTechの品質コントロールでは、バイアルに正しい量が含まれていることを保証しています。