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Q&A

記事ID : 12925

FAQ : Genlantis(GEN)社 BioPORTER® タンパク質運搬試薬について

【01】 BioPORTER® タンパク質運搬試薬とは何ですか?

BioPORTER® タンパク質運搬試薬は、タンパク質、ペプチド、抗体などの生理活性分子を、様々な細胞に効率的に導入するために設計された、新しい陽イオン性脂質です。

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【02】 BioPORTER® 試薬と、BioPORTER® QuikEase の違いは何ですか?

BioPORTER® タンパク質運搬試薬(品番: BP502401、BP509604)は、バイアルに入った乾燥試薬として提供されます。メタノール又はクロロホルムに再懸濁し、希望の反応サイズ(例: 96 ウェルプレート、6 ウェルプレート、60mm ディッシュ、など)に合わせて分注し、タンパク質導入の前に風乾します。対照的に、BioPORTER® QuikEase チューブ(品番: BP502424、BP509696)は、あらかじめ分注してあり、6 ウェルプレートでの反応1回分の使い切りのバイアルです。

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【03】 BioPORTER® 試薬はどのように作用しますか?

BioPORTER® 試薬が溶液中のタンパク質と結合すると、タンパク質と速やかに反応して非共有結合的に相互作用し、細胞内に直接導入される保護性の運搬体を形成します。BioPORTER®/タンパク質複合体を増殖中の培養細胞に添加すると、複合体は負に帯電した細胞膜に付着します。複合体は細胞膜と直接融合し、細胞質中にキャプチャーしたタンパク質を導入します。又は、複合体がエンドサイトーシスによってエンドソームと融合し、BioPORTER® がキャプチャーしたタンパク質を細胞質に放出します。BioPORTER® 試薬による機能性タンパク質やペプチドの導入は、簡単で効率的が高く、インキュベーション時間はほとんどの細胞で4時間です。

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【04】 BioPORTER® 試薬で導入できるのは、どんなタンパク質・ペプチド・分子ですか?

BioPORTER® 試薬を使用して、様々なタンパク質やその他の生理活性分子の導入実績があります。Genlantis(GEN)社の研究室で導入した分子には、様々なペプチド、β-ガラクトシダーゼ、FITC標識抗体、高分子量及び低分子量デキストラン硫酸、フィコエリトリン-BSA、カスパーゼ-3、カスパーゼ-8、グランザイムB、などがあります。

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【05】 BioPORTER® 試薬で導入することができるタンパク質の最大分子量を教えてください。

上限の確認は行っていませんが、Genlantis 社で BioPORTER® を使用して導入した最大のタンパク質は 240 kD です(フィコエリトリン-BSA)。

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【06】 BioPORTER® 試薬で、トランスフェクションに成功した細胞の例を教えてください。

Genlantis(GEN)社の研究室では、BioPORTER® 試薬を使用して、様々な細胞で効率的なトランスフェクションに成功しています。
HeLa-S3、BHK-2、293、CHO-K1、NIH 3T3、CV-1、B16-F0、COS-1、K562、COS-7、Jurkat、Ki-Ras 267ß1、HepG2、MDCK、HeLa、P19 など。

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【07】 BioPORTER® 試薬で導入したタンパク質は、導入後も機能的に活性ですか?

はい、Genlantis(GEN)社のデータでは、BioPORTER® 試薬を使用して導入した後も、タンパク質が活性を維持していることを示しています。例えば、カスパーゼ 3、カスパーゼ 8、グランザイム B は、BioPORTER® を介した導入後も、アポトーシス誘導能を維持しています。また、抗体は導入後も標的特異性を維持しています。

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【08】 BioPORTER® 試薬でタンパク質、ペプチド、その他の分子を導入する場合、どのくらいの純度が必要ですか?

一般的に、タンパク質又はペプチドの純度が高ければ高いほど良好な結果が得られます。しかし、必要な純度は、分子の種類や混入物、研究の目的によって異なります。個々の実験系ではその研究者が最もこれらの条件について詳しいため、特定の用途に対してどのくらいの純度の分子が必要なのか、最善の判断をすることができます。

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【09】 BioPORTER® 試薬は、どのくらいの期間安定ですか?

BioPORTER® 試薬は、乾燥状態で -20℃ に保存した場合、少なくとも6ヶ月間安定しています。

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【10】 BioPORTER® は、初代培養細胞へのタンパク質導入実績はありますか?

はい、Genlantis(GEN)社では、グランザイムB を AML(急性骨髄性白血病)細胞に導入した経験があります。導入効率は、アネキシンV-FITC / ヨウ化プロピジウム アポトーシスアッセイでの測定と同様、約 40 % でした。また、BioPORTER® は、初代ヒト樹状細胞で抗原提示させるためのタンパク質導入に使用されています。

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【11】 FITC-Ab コントロールのヤギ IgG の由来は何ですか?

非免疫ヤギの全 IgG です。

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【12】 BioPORTER® キット 24回分 (品番: BP502401)のチューブに、BioPORTER® はどのくらい入っていますか?

BioPORTER® キット 24回分のチューブには、試薬 0.4 mg が含まれています。

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【13】 細胞内標的を可視化するために、細胞に蛍光標識抗体を導入する場合、結合/非結合抗体はどうすれば区別できますか?

結合/非結合抗体を区別するには、次の方法を試してください。

  1. プロトコールに記載されたスタンダード抗体の量の 10 - 50 % を使用してください。非結合抗体を最小限にすることができます。
  2. 細胞内の予想される場所で、点状に分布する蛍光を探してください。
  3. 2種類のモノクローナル抗体(ターゲットの別のエピトープを認識し、別の蛍光体(例: フルオレセインとローダミン)で標識されている)を使用してください。細胞内の予想される場所で、抗体の共局在を探してください。
  4. ネガティブコントロールとして、細胞内標的が発現しない、又は発現が抑制されている細胞に、検出抗体を導入してください。
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