【商品詳細】
一般的に、(1)ヒドラジン分解法、(2)酵素切断法の2種類の方法が用いられます。遊離方法の選択は、お客様の行う予定の解析に合わせてご選択ください。
シアル酸は、糖鎖サンプル純度が高ければ高いほど脱離しやすいという性質を持ちます。予防策は以下の通りです。
- 酸性pHと高温の組み合わせは避けてください。可能な限り、pHを6~9、温度を30℃未満に保つのが望ましいです。
- 糖鎖サンプルを遠心濃縮機またはロータリーエバポレーターにより濃縮する際は、温度を25℃未満に保つようにしてください。凍結乾燥は、シアル酸の分解に対して安全ですが、真空開放時にサンプルロスが起こる可能性がありますので、ご注意ください。
最適な蛍光タグは、行う糖鎖解析によって異なります。詳しくは、以下の表をご参照ください。
蛍光グリカンラベル | 用途 | 励起波長λex/nm | 蛍光波長λem/nm | 分析手法 |
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2-AB(2-amino-benzamide) | HPLC-FDまたはMSによるオリゴ糖プロファイリング | 250 or 320 | 428 | HPLC (amide,C18, AEX, HPAE-FD, PGC), ESI-MS, MALDI-MS |
Proc(procainamide) | HPLC-FDまたは高感度MSによるオリゴ糖プロファイリング | 310 | 370 | HPLC (amide, C18, AEX, PGC), ESI-MS |
2-AA(2-amino-benzoic acid) | HPLC-FDまたはMSによるオリゴ糖プロファイリング HPLC-FDまたはMSによる単糖プロファイリング |
250 or 360 | 425 | オリゴ糖:HPLC(amide, C18, AEX, PGC), ESI-MS, MALDI-MS 単糖:HPLC (C18) |
APTS(8-aminopyrene-1,3,6-trisulfonate) | CEによるオリゴ糖プロファイリング | 455-488 | 510-520 | CE |
VTag | HPLC-FDによるIgG-糖ペプチドプロファイリング | 250 | 360 | HPLC (amide), MALDI-MS |
DMB(1,2-diamino-4,5-methylene-dioxybenzene) | HPLCによる ヒトと非ヒトのシアル化のプロファイリング | 373 | 448 | HPLC (C18) |