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Q&A

記事ID : 43733

Ludger社の製品について

【商品詳細】

Ludger社 糖鎖解析商品一覧

【01】糖タンパク質からN結合型の糖鎖を遊離させるにはどうすればいいですか?

一般的に、(1)ヒドラジン分解法、(2)酵素切断法の2種類の方法が用いられます。遊離方法の選択は、お客様の行う予定の解析に合わせてご選択ください。

【02】糖鎖からシアル酸が脱離するのを防ぐ方法はありますか?

シアル酸は、糖鎖サンプル純度が高ければ高いほど脱離しやすいという性質を持ちます。予防策は以下の通りです。

  1. 酸性pHと高温の組み合わせは避けてください。可能な限り、pHを6~9、温度を30℃未満に保つのが望ましいです。
  2. 糖鎖サンプルを遠心濃縮機またはロータリーエバポレーターにより濃縮する際は、温度を25℃未満に保つようにしてください。凍結乾燥は、シアル酸の分解に対して安全ですが、真空開放時にサンプルロスが起こる可能性がありますので、ご注意ください。

【03】グリカン分析に最適な蛍光タグはどれですか?

最適な蛍光タグは、行う糖鎖解析によって異なります。詳しくは、以下の表をご参照ください。

蛍光グリカンラベル 用途 励起波長λex/nm 蛍光波長λem/nm 分析手法
2-AB(2-amino-benzamide) HPLC-FDまたはMSによるオリゴ糖プロファイリング 250 or 320 428 HPLC (amide,C18, AEX, HPAE-FD, PGC), ESI-MS, MALDI-MS
Proc(procainamide) HPLC-FDまたは高感度MSによるオリゴ糖プロファイリング 310 370 HPLC (amide, C18, AEX, PGC), ESI-MS
2-AA(2-amino-benzoic acid) HPLC-FDまたはMSによるオリゴ糖プロファイリング
HPLC-FDまたはMSによる単糖プロファイリング
250 or 360 425 オリゴ糖:HPLC(amide, C18, AEX, PGC), ESI-MS, MALDI-MS
単糖:HPLC (C18)
APTS(8-aminopyrene-1,3,6-trisulfonate) CEによるオリゴ糖プロファイリング 455-488 510-520 CE
VTag HPLC-FDによるIgG-糖ペプチドプロファイリング 250 360 HPLC (amide), MALDI-MS
DMB(1,2-diamino-4,5-methylene-dioxybenzene) HPLCによる ヒトと非ヒトのシアル化のプロファイリング 373 448 HPLC (C18)
(AEX = anion exchange, HPAE-FD = high pH anion exchange with fluorescence detection, PGC = porous graphitic carbon)

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