BioElegen Technology社 (Former Gmbiolab Co., Ltd) プラスミド精製キット
商品詳細:
■ 収量が少ない/全くない
問題点 | 解決方法 |
プラスミドが増幅しなかった |
新しく作製したプレートからシングルコロニーの菌体をピックアップし、推奨の抗生物質を含む液体培地を使用して、適切な条件下で培養してください。 |
菌体が増えすぎた |
菌体が増殖しすぎると、菌体細胞の溶解 および DNA の分解が起こります。12〜16時間を超えて培養することは避けてください。 |
菌体数が十分でない |
推奨温度で一晩振とう培養し、最適な密度に増殖させてください(OD600 > 1)。 |
サンプル量が多く、カラムが目詰まりする |
スピンカラムの目詰まりを防止するために、推奨量以上のサンプルを使用しないでください。 |
低コピー数プラスミド |
低コピー数プラスミドを使用する場合は、培養液量を増やしてください。低コピー数プラスミドの収量は、培養液量を増やしても、高コピー数プラスミドより少なくなります。 |
細胞の溶解が不完全 |
- 菌体が増えすぎた
培地に適切な抗生物質を加える必要があります。
- 細胞の懸濁が不十分
溶液 II を加える前に、ボルテックスまたはピペッティングにより、細菌ペレットを完全に再懸濁してください。
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DNA の溶出が不完全 |
- プラスミドが 7Kb 以上の場合は、溶出の際に、予熱した溶出液(60〜70℃)を使用してください。
- DNA の溶出には、低塩濃度バッファーを使用してください[例: 溶出液(10 mM Tris?Cl、pH 8.5)または精製水]。溶出効率は pH に依存します。最大効率は pH 7.0〜8.5 の間で得られます。溶出に精製水を使用する場合は、pH値がこの範囲内であることを確認してください。
- 溶出液をメンブレンの中央に加え、完全に吸収されていることを確認してください。
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■ ゲノム DNA の混入
問題点 | 解決方法 |
菌体が増えすぎた |
菌体が増殖しすぎると、菌体細胞の溶解 および DNA の分解が起こります。12〜16時間を超えて培養することは避けてください。 |
ライセートの調製が適切でない |
- ゲノム DNA のせん断を防ぐために、ライセートに溶液 II を加えた後は、優しく扱ってください。
- 溶解ステップは、5分を超えないようにしてください。
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溶液 III の添加が不適切 |
溶液 III を添加したらすぐに、優しく混合してください。 |
■ RNA の混入
問題点 | 解決方法 |
RNase A の消化が不十分 |
- 使用する前に、溶液 I に RNase A を添加し、4℃に保管してください。
- RNase A を添加した溶液 I を一年以上保管している場合は、溶液 I に RNase A を追加します。
- 必要に応じて、培養液量を減らします。
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