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Q&A

記事ID : 14928

FAQ : iNtRON Biotechnology社 PRO-PREP™ タンパク質抽出試薬について

【1-01】 タンパク質抽出用のキットはありますか?

はい、あります。
PRO-PREP? は、細胞や組織から20分以内にタンパク質を抽出するキットです。キットには5種類のプロテアーゼ阻害剤が含まれており、プロテアーゼ阻害剤を添加する必要がありません。また、吸光度の測定を阻害する物質が含まれていないので、正確なタンパク質アッセイを行うことができます。

【1-02】 PRO-PREP? を使用して抽出したサンプルは、PRO-PREP? と比べて粘性があります。
これは正常ですか? ウェスタンブロットの結果に影響しますか?

PRO-PREP? には、凍結解凍によるタンパク質サンプルの分解を防ぐ目的で、-20℃で凍結しないようにグリセロールを添加しています。したがって、多くのサンプルが粘性を示す可能性があります。ウェスタンブロット解析などの実験では、イオン性界面活性剤がタンパク質を単量体に分離するため、アッセイには影響ありません。

【1-03】 マウスの肝臓から膜タンパク質を抽出したいと考えています。
低分子量タンパク質の抽出は可能ですか?

はい、可能です。
PRO-PREP? は、核タンパク質、細胞質タンパク質、膜に含まれる低分子量タンパク質の抽出が可能です。細胞や組織から30分以内にタンパク質を抽出することができます。

【1-04】 ショウジョウバエのなどの昆虫からタンパク質を抽出するキットはありますか?
それはどのような方法ですか?

はい、あります。
PRO-PREP? は、細胞や組織からタンパク質を抽出するキットです。チューブにショウジョウバエ全体を入れ、PRO-PREP? 試薬 600μL を加えてホモジナイズします。その後の手順はプロトコールに従ってください。抽出したタンパク質は、‐20℃で半年以上保存可能です。

【2-01】 トラブルシューティング

問題点考えられる原因解決方法
組織サンプルを使用する際の注意点 組織を乳鉢にいれ、すりつぶします。その際、乳鉢を冷却しておくことが重要です。
タンパク質の抽出量が少ない
溶解が不十分
細胞数 細胞数 および PRO-PREP? 溶液量が適切であるか確認してください。
溶解時間 溶解方法が適切であるか確認してください。
溶解時間を延長し、タンパク質の溶出中に定期的な間隔でボルテックスを行うことで、溶解効率を向上させてください。
タンパク質の分解 PRO-PREP? 溶液で溶解する際、室温に長時間置くことは避けてください。
本製品と、本製品を使用して抽出したタンパク質の保存状態を確認してください。
すべて−20℃で保管するようにしてください。
ピペッティングにより泡がたくさん発生する 溶解の際のインキュベーションや遠心分離中に消えるので、問題ありません。
PRO-PREP? 溶液の凍結 ディープフリーザーの温度を確認してください。
−20℃以下になると凍結しますが、溶かしてから使用すれば問題ありません。
しかし、凍結融解を繰り返すと、問題が発生することがありますので、できるだけ保存温度を保ってください。
PRO-PREP? 溶液の下の方に、透明な沈殿物がある 保存温度が低すぎる ディープフリーザーで保管すると、プロテアーゼ阻害剤のPMSFが、透明な結晶として析出します。
このような状態になったら、溶液を1分間室温で溶かしてから、氷上で冷却してください。
プロテアーゼ阻害剤 ‐20℃で保管できない場合は、品質を保つために、必要に応じて分注して保管してください。
IP(免疫沈降)に使用できますか? IPにご使用いただけます。

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