商品情報 CytoSelect™ 細胞浸潤アッセイ
(品番CBA-112、CBA-112COL、CBA-112LN)
技術情報
セルバイオラボ社 セルベースアッセイプロトコール
1. キット以外に必要な試薬・機器
- 浸潤細胞株
- 細胞培養培地
- 無血清培地(例えば、0.5% BSA・2 mM CaCl2・2 mM MgCl2を含むDMEM)
- 細胞培養インキュベーター(37℃、5% CO2)
- 光学顕微鏡
- 蛍光プレートリーダーに適した 96ウェルプレート
- 蛍光プレートリーダー
2. アッセイプロトコール
- 滅菌条件下で、浸潤チャンバープレートを10分間室温に置き、室温に戻しておきます。
- 温めた無血清培地100μL(品番:CBA-112の場合)、125μL(品番:CBA-112COL、CBA-112LNの場合)をプレート内部に加え、インサートのマトリックス層を再水和させます。
- 無血清培地に0.2〜2.0×106 cells/mLを入れ、細胞懸濁液を準備します。細胞浸潤阻害もしくは刺激薬剤を細胞懸濁液に直接加えておきます。
(NOTE: アッセイを行う前24時間飢餓状態にしておいた方がよいでしょう。) - マトリックス層を乱さないように注意しながらインサートから再水和培地(ステップ2)を100μL除去(品番:CBA-112COL、CBA-112LNの場合)、もしくは全て除去します(品番:CBA-112の場合)。
- 無菌条件下で、フィーダートレイからカバーと膜チャンバーをとりはずします。フィーダートレイのウェルに評価する化学誘因物質もしくは10% FBSを含む培地を150μL加えます。
- フィーダートレイ(化学誘因物質を含む)に膜チャンバーを戻します。
(NOTE: 膜の下に気泡が入らないようにする。) - ステップ3で用意した細胞懸濁液をやさしく混ぜ、100μLを膜チャンバーに加えます。
- プレートをカバーし、12〜24時間インキュベーションします。
- インキュベーションが終了する前に、96ウェル細胞回収トレイのウェルに細胞剥離溶液を150μLずつ加え、室温に戻しておきます。
- インキュベーションが終了したら、注意してインキュベーターから96ウェル浸潤プレートをとりだし、フィーダートレイから膜チャンバーを外します。
- 吸引処理もしくは逆さまにして膜チャンバーの上層から非浸潤細胞及び培地を除去します。その膜チャンバーを細胞剥離溶液が入った細胞収穫トレイ(ステップ9)に置きます。それから37℃、30分間インキュベーションします。
- 膜チャンバーを何回か緩やかに傾け、細胞を膜の底面から完全に剥離させます。
- CyQuant® GR を 4X溶出バッファーで1:75に希釈し(例えばCyQuant® GR dye 5μLに4X溶出バッファー370μLを加える)、十分量の4X溶出バッファー/CyQuant® GR染色溶液を準備します。
- 各ウェル(予め細胞剥離溶液150μLと細胞が含まれている)に4X溶出バッファー/CyQuant® GR染色溶液50μLを加えて、20分間、室温に置きます。
- 蛍光測定に適した96ウェルプレートに混合液150μLを移します。蛍光プレートリーダー(480nm/520nm)で測定します。
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては
使用しないように、十分ご注意ください。