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高校生向け基礎実験体験講座
「TCGAの違いが体質の違い?〜がんと遺伝子と体質の関係を知ろう!〜」

2018年度 第15回 公開講座応援団

愛知県がんセンター研究所 公開講座レポート
「TCGAの違いが体質の違い?〜がんと遺伝子と体質の関係を知ろう!〜」

平成30年8月9日(木)愛知県がんセンター研究所にて高校生向け基礎実験体験講座「TCGAの違いが体質の違い?〜がんと遺伝子と体質の関係を知ろう!〜」が開催されました。14名の高校生が参加し、今回は体質の原因である遺伝子の違いについて学びました。その様子をレポートします!

実験内容

人間にはそれぞれ「違い」や「個人差」があります。「違い」のうち、生まれた後の努力や環境で変えられるものとそうでないものがあります。今回の講座では人の体質の原因を知り、ALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素)遺伝子に焦点を当て、体質の原因である遺伝子の違いについて学びます。

実験1. 細胞からDNAを抽出する

参加者自身の口腔粘膜細胞からDNAを抽出しました。

実験2. DNAのうち、ALDH2遺伝子を含む部分をPCR法で増幅する

実験1で精製したDNAを鋳型としてPCR法によりALDH2遺伝子を含む部分を増幅しました。

実験3. 増幅したALDH2遺伝子がどの型かを判別する

自分のDNAの2本鎖がそれぞれGG、GA、AAのいずれかであるかを判定しました。

ALDH2遺伝子がG(グルタミン酸)タイプ:アセトアルデヒドを分解できる
ALDH2遺伝子がA(リジン)タイプ:アセトアルデヒドを分解できない

GGタイプ:お酒に強いタイプ
GAタイプ:お酒が飲めるが弱いタイプ
AAタイプ:お酒がほとんど飲めないタイプ

実験4. アルコールパッチテストで自分の遺伝子型の推測をする

アルコールを染み込ませた絆創膏を腕の内側に貼り、はがした直後、10分後の肌の色を観察し、実験3の遺伝子型の結果との比較考察を行いました。

体質 はがした直後 10分後
お酒が飲めない
赤い
赤い
お酒に弱い
赤くない
赤い
お酒に強い
赤くない
赤くない

実験風景

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使用商品

公開講座でご使用いただいた商品をご紹介します。

また、今回当社より以下の冊子も提供させていただきました。

2018年版 Japanese Scientists in Science 2017 - サイエンス誌に載った日本人研究者 -

参加者の声

体験講座後の高校生からは、「学校では実験することがほとんどなく、とてもいい経験になった」、「生物の授業や実験について以前より興味を持てた」、などの感想をいただきました。

主催者報告

がんを含む病気の発症には生活習慣等の環境要因と本人の遺伝的要因の2つが関与しています。今回は高校生の参加者が自分自身のDNAの採取から遺伝子多型の測定まで通して行うことで、興味を持って実験をすすめられたようです。また、アルコールパッチテストの結果と合わせて、遺伝子型と表現型の間のメカニズムまで考察をしてもらいました。また、チューターをつとめた研究員と一緒に所内を見て回ったり話したりすることで、様々な経験をしてもらえたと考えています。

私たちコスモ・バイオは、「ライフサイエンスの進歩・発展に貢献する」ことを第一の経営理念に掲げ、皆様に信頼される企業づくりを目指しています。この理念に基づき、今回のような、大学等が実施する公開講座の支援を通して、次の世代を担う“明日の科学者”にライフサイエンスの面白さと楽しさを伝えるお手伝いをします。

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