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遺伝子と仲良くなろう

2019年度 第16回 公開講座応援団

熊本大学 生命資源研究・支援センター
公開講座レポート 「遺伝子と仲良くなろう」

令和元年9月21日〜22日の2日間、熊本大学 生命資源研究・支援センターにて、中学生、高校生、大学生および社会人を対象とした公開講座「遺伝子と仲良くなろう」が開催されました。2007年より始まった本講座は毎年好評を受けており、今年も13名の受講生が集まりました。この2日間どんなことを学んだのでしょうか?その様子をご紹介します。

講座内容

プログラム 1日目

講義「遺伝子と仲良くなろう!」

DNAに関する基礎的な知識について学んだ後、遺伝子の情報からタンパク質が作られる仕組みを、練習問題を解きながら学びました。

講義「遺伝子組換え生物ってな〜に?」

B型肝炎ウイルスに対するワクチン開発の話を例に、遺伝子組換え技術を判り易く説明していただき、学びました。併せて遺伝子組換え生物に関する法律についても学びました。

実習「遺伝子組換えで光る大腸菌を作ろう!」

光る大腸菌を作る過程を通して遺伝子組換え技術を体験し、その意義について考えました。また、一晩培養した後の出来栄えを想像しながら、光る大腸菌の培養液を使って寒天培地に絵を描きました。 最後に、P2レベルの遺伝子組換え実験室や、シーケンサー、超解像顕微鏡、ジーンチップシステムなど、遺伝子実験施設の設備機器を見学しました。

プログラム 2日目

実習「光る大腸菌を観察しよう!」

一晩培養した大腸菌のプレートを観察しました。大腸菌が増えているのか、増えるとどうなるのか、ブラックライトを当てるとどう見えるか、様々な条件について検討しました。
また、遺伝子組換え技術の応用例として、オワンクラゲのGFP遺伝子を導入した光るマウスの話を行い、外から遺伝子を入れて余計に働かせるトランスジェニックマウスと、もともとマウスが持っている遺伝子を破壊してその遺伝子の働きを調べるノックアウトマウスについて学びました。

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実習「DNAを見てみよう!」

「エタノール沈殿」という実験で、DNA を肉眼で観察しました。またマイクロピペットという道具を使い、マイクロリットル(µL)単位の世界を体験しました。

講義「ゲノム編集ってな〜に?」

今話題のゲノム編集技術がどういうものか、何ができて何が問題なのかを学びました。

講義「生命科学の未来について考える」

国立成育医療研究センターゲノム医療研究部長 要 匡先生より、ヒトゲノムプロジェクトの意義、ゲノム解析の技術革新、成育医療研究センターが行っているIRUD-P(小児希少・未診断疾患イニシアチブ)、ES細胞とiPS細胞、ゲノム編集技術などの話を、流行語や人気スターの話を交えながら分かりやすくご紹介いただきました。

使用商品

公開講座でご使用いただいた一部商品をご紹介します。

また、以下の冊子も提供させていただきました。

2019年版 Japanese Scientists in Science 2018 - サイエンス誌に載った日本人研究者 -

参加者の感想

  • 高校では座学ばかりで自分の意見を述べたり、他人と意見交換・交流する機会が少ないが、学校では習わないような発展的な内容学習、自由に専門家とのディスカッションすると言うことができて、とても嬉しかった。このような教育が、本当の教育だと思いました。
  • また機会があれば参加したいです。
  • DNAを実際に見て、より身近な物と感じました。今後も遺伝子について学んで行きたいと思います。
  • 遺伝子について学校の授業では聞かない話だったり、実際にDNAをみたりできて良かったです。
私たちコスモ・バイオは、「ライフサイエンスの進歩・発展に貢献する」ことを第一の経営理念に掲げ、皆様に信頼される企業づくりを目指しています。この理念に基づき、今回のような、大学等が実施する公開講座の支援を通して、次の世代を担う“明日の科学者”にライフサイエンスの面白さと楽しさを伝えるお手伝いをします。

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