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研究用

ロングヒット商品 リンパ球分離溶液 LSM™

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LSM™ は、ヘパリン処理あるいは脱フィブリン化したヒト血液から単核細胞を迅速、かつ簡単に単離するために特別調製されています。ワンステップの遠心で、赤血球、多核リンパ球や大部分の血小板サンプルから単核リンパ球を分離できます。 また、それぞれのロットで、細菌のコンタミネーションがなく、適度な密度、収率であることが確認されています。LSM™を用いて得られた単核リンパ球は、リンパ球細胞培養の他、パニング、FACS、細胞表面マーカーの免疫染色やその他のアプリケーションにお使いいただけます。なお、他の生物種の血液や他の組織で使用する場合には、密度の調整が必要になります。
Ready-to-use チューブタイプもご用意しています。

使用目的

本LSM™ は、ヘパリン処理あるいは脱フィブリン化されたヒト血液中の単核細胞(リンパ球)を、単離するのに用いられる溶液です。

特長

  • ワンステップの遠心で分離が可能です
  • ろ過滅菌済です
  • 高い回収率でリンパ球を分離できます

仕様

  • 形状:ろ過滅菌溶液
  • 組成:Ficoll 6.2 g /100 mL、Sodium Diatrizoate 9.4 g /100 mL
  • 密度:1.0770-1.0800 g / mL at20℃
  • 保存条件:暗所で、室温(18 〜 25℃)

※ LSM™ は使用前によく振ってからお使いください。

プロトコール

Boyum法によるヒト血液からのリンパ球単離例

CPL_50494_protocol.png

  1. LSM 3mLを15mL遠心チューブに移します。
  2. ヘパリン化または脱フィブリン化血液2mlとバッファー*12mLを混ぜ希釈します。 希釈した血液を1.で加えたLSM溶液の上に注意深く重層します。 希釈血液とLSMが混ざらないように注意して操作します。
  3. 室温(18〜25℃)で400×g, 15〜30分間遠心分離します。
  4. 遠心分離後、赤血球、多核白血球、帯状リンパ球が沈殿し、その上層にLSM層、リンパ球層、血漿層が形成します。
  5. 透明な血漿の最上層をリンパ球層の上2〜3mmまで吸引します。
  6. リンパ球層とその下のLSM層の約半分を吸引し、遠心チューブに移します。
  7. 細胞洗浄のため、5.で採取した液体と同量のバッファー*1を加えます。
  8. 室温にて160〜260×g, 10 分間遠心分離します。
  9. 細胞を再度DPBSで洗浄し、使用する目的に適した培地に再懸濁します*2

*1: 生理食塩水やDPBS(Mg2+,Ca2+不含有),RPMI1640、HBSS
*2: 分離回収したリンパ球分画には赤血球が回収細胞数の1〜5%ほど存在することがあります。必要に応じて赤血球溶解液を用いて除去してください。

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Lymphocyte Separation Media (LSM)詳細データ CPL 50494 5*100 ML
¥57,700
Lymphocyte Separation Media (LSM)詳細データ CPL 50494X 100 ML
¥15,200

 

LSM-Lymphocyte Separation Medium チューブ

LSM™がチューブに予め分注されたReady-to-use品です。
15mLチューブと50mLチューブのご用意があります。

 

特長

  • ワンステップの遠心で分離が可能です
  • ろ過滅菌済です
  • 高い回収率でリンパ球を分離できます
  • Ready-to-use です

 

仕様

  • 組成:Ficoll 6.2 g /100 mL、Sodium Diatrizoate 9.4 g /100 mL
  • 密度:1.0770-1.0800 g / mL at20℃
  • 保存条件:暗所で、室温(18 〜 25℃)

 

プロトコール

CPL_LSM_tube_protocol.png

  1. ヘパリン化または脱フィブリン化したヒト血液をバッファー*1で希釈(1:1)します。
  2. LSMがプラスチックインサートより上に溜まっている場合は遠心して下部に落としてください。
  3. LSM上に、希釈した血液6mL(50mLチューブの場合は18mL)を穏やかに注ぎます。
  4. 室温(18〜25℃)で400×g, 15〜30分間遠心分離します。
  5. 遠心分離後、赤血球、多核白血球、帯状リンパ球が沈殿し、その上層にLSM層、リンパ球層、血漿層が形成します。
  6. 血漿層を完全に除去し、リンパ球層、およびLSM層(半分ほど)を別の遠心管に移します。
  7. もしくはチューブを静かに傾けプラスチックインサート上部の溶液だけを取り出します。
  8. 細胞洗浄のため、6で採取した液体と同量のバッファー*1を加えます。
  9. 室温にて160〜260×g, 10 分間遠心分離します。
  10. 細胞を再度DPBSで洗浄し、使用する目的に適した培地に再懸濁します*2

*1: 生理食塩水やDPBS(Mg2+,Ca2+不含有),RPMI1640、HBSS
*2: 分離回収したリンパ球分画には赤血球が回収細胞数の1〜5%ほど存在することがあります。必要に応じて赤血球溶解液を用いて除去してください。

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Lymphocyte Separation Media (LSM), 13mL per tube new CPL 1692910 10*13 ML
[50mL tube]
¥21,000
Lymphocyte Separation Media (LSM), 4mL per tube new CPL 1693020 20*4 ML
[15mL tube]
¥16,000

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¥6,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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