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研究用

E.coli O157、O26、O111 の発育コロニー色調による区別が可能 大腸菌培養 "KBM"STEC クロム寒天培地

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メーカー名:コージン バイオ株式会社

“KBM”STEC クロム寒天培地は臨床材料、検診用材料、食品材料等からの赤痢様毒素産生大腸菌(STEC)であるE.coli O157、O26、O111 の選択分離培養に用います。

クロモジェニックでE.coli O157、O26、O111 の発育コロニー色調による区別が可能になりました。
“主要なSTEC 原因菌O157、O26、O111”の検出率が向上します。

特長

  • STECの選択剤として亜テルル酸カリウム、高いpH(pH8.1)を利用しています。従来の選択培地よりも選択性が高いので、STEC以外の多くの細菌の発育を抑制します。
  • STEC酵素基質混合物によりE.coliO157は無色〜灰白色、E.coliO26は青〜緑色、E.coliO111は赤紫色のコロニーを形成します。O157、O26、O111を1枚の平板培地で同時に鑑別できます。

組成

(精製水1Lに対して)

  • ゼラチン消化ペプトン 17.0g
  • カゼイン消化ペプトン 1.5g
  • 動物組織消化ペプトン 1.5g
  • STEC酵素基質混合物 7.5g
  • 塩化ナトリウム 5.0g
  • 胆汁酸塩 1.5g
  • 中性紅 0.03g
  • 亜テルル酸カリウム 2.5mg
  • クリスタル紫 1.0mg
  • セフィキシム 0.05mg
  • 寒天 13.5g
  • pH8.1±0.2

注意

  1. 発色酵素基質を用いているため培養温度(35〜37℃)、培養時間(18〜24 時間)を厳守してください。とくに培養時間が24 時間以上になるとコロニー色調が退色・変色し、誤判定となります。
  2. STEC(O157、O26、O111)以外の細菌で同様の色のコロニーを形成することがあります。たとえ典型的なコロニーを形成しても直ちに判定せずに、生化学的性状、血清学的、毒素産生試験等で確認してください。

品質管理

  • Escherichia coli O157  発育良好、無色〜灰白色コロニー
  • Escherichia coli O26  発育良好、青〜緑色コロニー
  • Escherichia coli O111  発育良好、赤紫色コロニー
  • Escherichia coli ATCC 25922  発育阻止
  • Staphylococcus aureus ATCC 25923  発育阻止

使用法

  1. 採取された検体はできる限り早く培地に画線塗抹する。
  2. 35℃、18〜24時間、好気培養する。
  3. STECの疑われるコロニーについては必ず生化学的性状試験、血清学試験、毒素産生試験を実施する。

各菌種のコロニー性状

  • Escherichia coli O157  無色〜灰白色、透明
  • Escherichia coli O26  青〜緑色、透明
  • Escherichia coli O111  赤紫色、透明
  • Escherichia coli ATCC 25922  発育阻止
  • その他の大腸菌など  発育阻止または発育、ピンク色、混濁

"KBM"STEC クロム寒天培地

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
KBM STECクロム寒天培地
/ KBM STEC CHROM Agar
KJN 41291 20 PC
販売終了
KBM SS/STECクロム寒天培地
/ KBM SS/STEC CHROM Agar
KJN 44171 20 PC
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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