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研究用

免疫染色の抗原賦活化溶液 L.A.B. Solution

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ホルマリン固定のパラフィン包埋切片を用いて免疫組織染色を行う際、抗原の抗体結合部位の露出(抗原の賦活化)が必要な場合があります。

抗原賦活化溶液 L.A.B. Solution(Liberate Antibody Binding Solution)は、高温処理不要、Ready-to-useの溶液でインキュベーションするだけで抗原の賦活化が可能です。

使用目的

L.A.B. Solution(Liberate Antibody Binding Solution)は、免疫組織染色を行う際に抗原を露出させるための抗原賦活化溶液です。室温で5〜20分間、サンプルスライドとインキュベーションするだけの簡単操作です。

※抗原の種類によっては、60℃でインキュベーションを行ってください。(表参照)

特長

  • Ready-to-useの溶液で、希釈せずにお使いいただけます。
  • 室温でサンプルとインキュベーションするだけの簡単操作です。オートクレーブ等を用いた高温高圧処理は必要はありません。
  • 特別な機器も必要ありません。
  • マニュアル染色及び自動免疫染色装置を用いた染色のどちらにも対応します。

一般的な熱処理法との比較

抗体 L.A.B. Solution 一般的な熱処理法
Estragen Receptor 5分間, 室温 クエン酸バッファー(1 or 2x)で20分間, 100℃
+ Cool Down, 20分間
Progesterone Receptor
Synaptophysin
Chromogranin
Epstein Barr Virus EBV
Vimentin
S-100
CMV Proteinase Kで5分間, 100℃
BCL-1 10〜15分間, 室温 Borgで20分間, 100℃
+ Cool Down, 20分間
CD30 5分間, 60℃
(No Cool Down)
or 15分間, 室温
クエン酸バッファー(1 or 2x)で20分間, 100℃
+ Cool Down, 20分間
CK 5/6 5分間, 60℃
(No Cool Down)
TAU 15分間, 60℃
(No Cool Down)
LCA (CD45) 10分間, 室温 Proteinase Kで5分間, 室温
All CD Markers 5〜10分間, 室温 各々の抗体で異なる

使用例

IHC Staining of Progesterone Receptor(Dako) after a 5 minute

IHC Staining of Progesterone Receptor(Dako) after a 5 minute
incubation at room temperature with L.A.B. Solution.

抗原賦活化溶液 L.A.B. Solution

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
L.A.B Solution (Liberate Antibody Binding Solution)詳細データ PSI 24310-500 500 ML
¥27,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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