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研究用

封入とDAPIによる核染色を同時に実施 DAPI-Fluoromount-G® 核染色封入剤

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DAPIとは?

DAPIはDNAに結合すると約455nmの波長で蛍光を発するため、通常は細胞の核や染色体のカウンターステイン(対比染色)として使用されます。

背景

DAPI Fluoromount-G® はDAPI(4',6-ジアミジノ-2-フェニルインドール)を含有する封入剤です。

本商品は水溶性のため、カバーガラスが緩むまでスライドをPBS溶液に浸すことで、カバーガラスを外すことができます。さらに、カバーガラスの端を透明なマニキュアなどでシールすることで、スライド標本の保存に適した半永久的な封入が可能になります。
本商品は様々な蛍光色素と互換性があり、蛍光顕微鏡による観察中の蛍光色素の退色(クエンチング)を軽減する効果もあることから、幅広い蛍光観察に利用できます。

使用方法

  1. サンプルを準備し、最適化された方法で染色します。
  2. 最終ステップに続いてサンプルの周りの余分な溶液を取り除き、22 x 22 mm の範囲に本商品を1滴(約 50 µL)加えます。
  3. カバーガラスをそっとのせ、余分な封入剤を取り除きます。
  4. 分析前に5分間空気乾燥させます。

※本商品は保存剤として NaN3を含む20mLの溶液として提供されます。光への曝露を避け、室温で保管してください。

アプリケーション

凍結切片、パラフィン切片、ホールマウント、核の可視化が必要な細胞を用いた顕微鏡観察に適しています。具体的な実験は以下の通りです。

  • IHC(FS/PS)
  • ICC
  • (F)ISH
  • 細胞遊走アッセイ(Migration Assay)
  • TUNELアッセイ
  • 近接ライゲーションアッセイ(Proximity Ligation Assay)

製品使用例

DAPI-Fluoromount-G_fig1

図1.
SDV に感染したニジマスのサテライト細胞を抗 E2 抗体および AF488 標識二次抗体で染色した後、 本商品で封入した。

DAPI-Fluoromount-G_fig2

図2.
心筋梗塞後 DiI標識マクロファージを静脈注射したパラフィン包埋マウス左心室組織切片を本商品で封入した。

 

核染色封入剤 DAPI-Fluoromount-G®

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
DAPI Fluoromount-G(R)詳細データ SBA 0100-20 20 ML
¥13,000

関連商品

Fluoromount-G®は水溶性の封入剤で、蛍光顕微鏡でのスライド分析中の蛍光色素のクエンチングを減少させます。また、PBS 溶液に浸してカバーガラスをゆるめた後、カバーガラスを取り外すことが可能です。

【製品使用例】

Fluoromount-G

図3.
Symsagittifera roscoffensis 胚をAF488 標識ファロイジンでホールマウント染色し、Fluoromount-G® (品番:0100-01) で封入した。

Fluoromount-G_fig4

図4.
パラフィン包埋した生後8日目(P8)のマウス精巣切片を、BCAS2抗体、PLZF抗体およびHoechst 33342で染色し、Fluoromount-G®(品番:0100-01)で封入した。

 
品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Fluoromount-G(R)詳細データ SBA 0100-01 25 ML
¥11,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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