in vitro での三次元培養や in vivo デリバリーに有用 3D Cell Culture Gel ‐ Col-Tgel（腫瘍細胞・幹細胞・初代細胞）

Col-Tgel は、腫瘍細胞および幹細胞、初代細胞にご使用いただける、コラーゲンベースの三次元細胞培養用マトリックスです。三次元細胞培養最適化のために、細胞外マトリックスや成長因子、サイトカイン、ホルモンを添加してマトリックス成分を調整できます。

選択ガイド

Col-Tgel は、調整可能なコラーゲンベース、細胞再構築ハイドロゲルドシステムです。 細胞や薬物送達キャリアーとしての使用だけでなく、in vitro 細胞培養プラットフォームとして利用できます。また、細胞の必須栄養素を含み、例えば、細胞間相互作用や細胞-マトリックス相互作用の長期試験のために安定した耐久性のあるプラットフォームを提供します。

• 室温で使用可能
• 安価
• 短い操作時間（3ステップ、60分間）
• 3種類の硬さから選択可能
• 2mL の小分け包装
• フレキシブル
  • それぞれの実験に合わせてカスタマイズ可能
  • 使用形態
    ：三次元（3D）での埋め込み、ハイドロゲル上部への二次元（2D）播種、独自の鋳型として使用可能
  • サンプルサイズと数量
    ：組織培養インサートまたはトランスウェルで6〜96ウェルに対応
  • マトリックス成分と硬さ
    ：異なる強度のコラーゲンベースマトリックスを用意（Soft、Med、Stiff）
  • 透明性
    ：顕微鏡下で簡単に直接観察、免疫組織化学を直接実施可能

in vitro 二次元培養（コーティング剤として利用）

1. Component A と Component B を50 µL ずつ混合。
2. 48ウェル組織培養プレートまたは組織培養用ディッシュに均等に分注。
3. 37℃で45分間インキュベート。
4. ゲルが固化したら、80％コンフルエントの細胞培養ディッシュ／フラスコを0.025％トリプシンで処理し、細胞を剥離。
5. トリプシンを培地で中和。
6. 細胞数を計測し、必要な細胞量決定後、ゲルコート容器に播種。

in vitro 三次元細胞培養

1. 80％コンフルエントの細胞培養ディッシュ／フラスコを0.025％トリプシンで処理し、細胞を剥離。
2. トリプシンを培地で中和。
3. 細胞数を計測し、必要な細胞量を決定。推奨密度は、ゲル100 μLあたり 2x10⁶ 細胞。細胞を2 mLの遠心管に移し、遠心分離で溶液と分離。
4. 培地で2回洗浄。培地を捨て、Component　A とピペッティングで穏やかに混合。必要に応じて、マトリックスタンパク質やサイトカインなどの因子を添加。
5. Component　B を添加し、ピペッティングで穏やかに混合。（Component B:A=1:20）
6. 1-100μL（最初は20 μLを推奨）の Col-Tgel/細胞混合液 を48ウェルプレートに分注。
7. 37℃で45分間インキュベート。
8. 固化したら、細胞培養用の培地を追加。
9. 細胞解析
   • 特性解析（細胞染色）
   • DNA、RNA、タンパク質抽出

In vivo 細胞デリバリー

1. 80％コンフルエントの細胞培養ディッシュ／フラスコを0.025％トリプシンで処理し、細胞を剥離。
2. トリプシンを培地で中和。
3. 細胞数を計測し、必要な細胞量を決定。腫瘍誘導の推奨密度は、100 μL あたり2x10⁶細胞。
4. 細胞を2 mLの遠心管に移し、遠心分離で溶液と分離。
5. 培地で2回洗浄。
6. 培地を捨て、Component A とピペッティングで穏やかに混合。必要に応じて、マトリックスタンパク質やサイトカインなどの因子を添加。
7. Component　Bをピペッティングで穏やかに混合。混和後すぐに、1 mL のシリンジに移す。
8. 27G以下の針で調製サンプルを注入。

Col-gel の in vitro および in vivo でのアプリケーション

* Different names (TGase gel, TG gel) were used in old publications. They referred to the same 3D cell culture gel, and we finally name it as Col-Tgel.

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