図1.他社製品とのRNA染色の比較。
HeLa細胞を用いて、他社製品 (左)、及びCell Navigator® Live Cell RNA Imaging Kit *Green Fluorescence*(右、品番:22630)を用いてRNA染色を行った。
細胞をメタノールで固定し、FITCフィルターを装着した蛍光顕微鏡で撮影した(コントロール、上段)。
染色後、0.5mg/mLのRNaseで37℃, 1時間インキュベートした(RNase digest、下段)。RNase digestの結果は、当該製品の高い選択性を示している。
生きている細胞内のRNA分子を検出してイメージングすることは、物理的な輸送、遺伝情報の解釈、遺伝子発現の制御など、さまざまな研究分野において極めて重要です。
しかし、生きている細胞内のRNAを染色する際の大きな課題は、DNAによる干渉です。この問題を解決するために、新規のRNAプローブ(緑色蛍光色素)を開発しました。
Cell Navigator® Live Cell RNA Imaging Kit *Green Fluorescence*(右、品番:22630)は、既存の生体内でのRNA染色用に市販されている色素と比較して、より明るいシグナルを示し、RNAに対する選択性も非常に優れています。
また、生きている細胞でも、固定された細胞でも、RNAを染色することができます。その優れた細胞透過性と分光特性により、当該製品はフローサイトメトリーによるRNA解析や生細胞での蛍光顕微鏡での解析にも成功しています。
488nmのアルゴンイオンレーザーで励起され、標準的なFITCチャネルを使用できるツールとなっています。