図1.Caspase 8活性の検出。
Cell Meter™ Caspase 8 Activity Apoptosis Assay Kit *Red Fluorescence* (品番:22816)を用いた。
Jurkat細胞をマイクロプレート上に播種し、スタウロスポリンの有無で比較した。
キットのCaspase 8 Working Solutionでインキュベートした後、FlexStation蛍光マイクロプレートリーダー(Molecular Devices社)を用いてEx/Em = 540/620 nm (Cutoff = 610 nm)で蛍光強度を測定した。
アポトーシスは、膜のブレビング、DNAの断片化、あるいは初期段階の細胞死の場合にはカスパーゼカスケードなど、いくつかの異なるパラメータを用いて測定されます。
カスパーゼは、プロテアーゼ酵素のファミリーで、その機能はアポトーシス、ネクローシス、パイロトーシス(炎症)のプロセスと密接に関連しています。
カスパーゼファミリーには複数のカスパーゼが存在し、その中でもCaspase 8は最も重要なものの一つであり、Caspase 8は、ハンチントン病などの神経変性疾患にも関与することが知られています。
Caspase 8の活性を評価することは、アポトーシスを起こした細胞に関する情報を得るだけでなく、創薬の重要な側面である阻害剤のスクリーニングにも利用できます。
AAT Bioquest社のCell Meter™ Caspase 8 Activity Apoptosis Assay Kit *Red Fluorescence* (品番:22816)は、Caspase 8の活性測定に必要な試薬が全て含まれています。