乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)は、ピルビン酸と乳酸の相互変換を触媒する酸化還元酵素で、動物や植物を含む様々な生物の細胞質に存在します。組織損傷や赤血球溶血の後、細胞はLDHを血流に放出する他、癌などの特定の病的状態でも上昇します。LDHはかなり安定した酵素であるため、組織や細胞の損傷の有無や毒性の評価に広く利用されています。
これらのキットは、様々な種類のサンプル中のL-LDHまたはD-LDH活性を簡便かつ高感度に測定することが可能です。サンプルには血清、血漿、尿など幅広い生体サンプル中の乳酸脱水素酵素活性を吸光検出あるいは蛍光検出で簡便に測定することが可能です。