
図1.他社製品とのトランスフェクション効率の比較。
CHO-K1細胞を6ウェルプレートで90%コンフルエントまで培養後、2.5µgのGFPプラスミドを他社製品、あるいはTransfectamine™ 5000 Transfection Reagent (品番:60020)でトランスフェクションした。トランスフェクションから24時間後に、FITCチャンネルの蛍光顕微鏡で画像を撮影した。
トランスフェクションとは、核酸を、非ウイルス性の方法で真核細胞に意図的に導入するプロセスで、
物理的あるいは化学的な手法で行われます。エレクトロポレーションやマイクロインジェクションなどの物理的手法は、効率が悪く、細胞にダメージを与える傾向があります。
化学的手法によるトランスフェクションでは、リン酸カルシウムや有機デンドリマーから、Transfectamine™などのリポフェクション試薬のようなものまで、さまざまな材料を使用しますが、どれも条件検討/最適化を実施する必要があります。
トランスフェクションには2つの重要な課題があります。1つはトランスフェクション効率を向上させること、もう1つはトランスフェクションプロセスの実行に伴う細胞毒性を最小限に抑えることです。
Transfectamine™ 5000 Transfection Reagent (品番:60020) を用いて細胞をトランスフェクションすると、類似の試薬と比較してはるかに高いトランスフェクション効率、且つ細胞毒性が低いことを社内での厳密なテストにより示すことができました。