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記事ID : 17279
研究用

血漿中のACTHを検出副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)測定キット

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本商品は、ELISA法によりサンプル中の副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を検出するキットです。

背景

副腎皮質刺激ホルモンとは

副腎皮質刺激ホルモン(Adrenocorticotropic hormone、ACTH)は、下垂体から分泌される39個のアミノ酸からなるペプチド(分子量:4500Da)であり、副腎皮質におけるステロイドホルモンの産生を制御する働きがあります。下垂体前葉でのACTH分泌はネガティブフィードバック制御機構と中枢神経系のストレス介在制御システムの2つでコントロールされています。視床下部神経分泌ホルモンである副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)は、41個のアミノ酸からなるペプチドで、下垂体のACTH分泌を促進する働きがあります。CRHは、脳の高次レベルで感知された様々な種類のストレスや痛みによって、その分泌が調整されます。
ACTH分泌を調整する第2のペプチドは、バソプレッシン(AVP)です。CRH同様、AVP分泌もストレスにより誘導され、CRHと相乗的に働くことで下垂体門脈中のACTH分泌を増大し、ACTHは副腎皮質ステロイドやアルドステロン、コルチゾール、副腎性アンドロゲンの合成および放出を増大します。ACTHは、人間にとって最も重要な糖質コルチコイドであるコルチゾールの主要なモジュレーターであり、血中のコルチゾールレベルが上昇すると、ACTH放出が下垂体レベルで直接抑制されます。同様のメカニズムでコルチゾールレベルが減少すると、ACTHレベルが上昇します。

生物活性を有するACTHは、プロオピオメラノコルチン(POMC)という巨大な前駆体分子が酵素切断されることで産生されます。POMCはその構造内にACTH、Pro-ACTH、メラニン細胞刺激ホルモン、リポトロピン、エンドルフィン、エンケファリンのアミノ酸配列を含みます。イムノアッセイでの反応は、抗原構造の認識によるものであり生物学的機能によるものではないため、POMCやPro-ACTH、ACTH、ACTHのフラグメントにも反応します。

特長

  • 交差:ヒト、マウス、ラット
  • 適用サンプル:血漿
  • 検出範囲:0 - 500 pg/mL
  • 感度:0.46 pg/mL
  • アッセイ時間:4.5時間

構成内容

  • ストレプトアビジンコート済マイクロプレート(ストリップウェル)
  • キャリブレーターA(0 pg/mL)
  • キャリブレーターB〜F(濃度は各バイアルに記載)
  • コントロール
  • ビオチン標識付きACTH抗体
  • HRP標識付きACTH抗体
  • 洗浄バッファー(20×)
  • 基質溶液
  • 反応停止溶液

原理

本キットでは、two-site ELISA法によりACTHの生物学的に活性な39個のアミノ酸鎖を測定します。
キットには抗ヒトACTHヤギポリクローナル抗体(アフィニティクロマトグラフィー精製)と抗ヒトACTHマウスモノクローナル抗体が含まれます。一方の抗体はビオチン標識付きで、ACTHのC末端(34-39アミノ酸配列)にのみ結合します。もう一方はHRP標識付きの検出抗体で、ACTHの中間部分とN末端(1-24アミノ酸配列)にのみ結合します。

 

アッセイの図解

アッセイ概要

試薬およびサンプルを調製します。
矢印
キャリブレーター、コントロール、サンプルを
各200 µLずつウェルに加えます(各2ウェルずつ)。
矢印
ビオチン標識付き抗体25 µLを各ウェルに加えます。
矢印
HRP標識付き抗体25 µLを各ウェルに加えます。
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フタをしてシェーカー上で室温で4時間インキュベートします。
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溶液を除去し、5回洗浄します。
矢印
基質150 µLを各ウェルに加え、
フタをしてシェーカー上で室温で30分間インキュベートします。
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反応停止溶液100 µLを各ウェルに加え、波長405 nmで検出します。
 

副腎皮質刺激ホルモン測定キット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
ACTH ELISA Kit, Human詳細データ MDB M046006 1 KIT
¥120,000

製品使用文献

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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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