対象経路:PI3-キナーゼ
単分子in situハイブリダイゼーション用のRNAscope FFPE試薬キットによるRTK-PI3K-Akt-mTORにおける複数の構成要素の可視化

PI3K/AKT/mTOR経路には複数の腫瘍学における重要な治療標的が存在します。上流の受容体型チロシンキナーゼ(RTK)様のEGFR(ERBB1)とHER2(ERBB2)は、RTK阻害剤の単独あるいは併用による標的治療の恩恵を受ける余地のある患者を選定できる可能性のあるマーカーです。
しかし、PTENの低下を生じる下流の変異により治療効果が無効化され、耐性経路となる可能性があります。このような状態のEGFRやHER2の患者を同定することは、RTKとmTORの2種類の阻害剤による併用療法を進行するうえで重要です。
RNAscope RNA ISHで、EGFR、HER2、PTENのようにPI3-キナーゼ経路を調節している標的分子や、ルーチンの医療用FFPE(ホルマリン固定パラフィン包埋)標本で単分子分析によるこの経路のその他遺伝子を、簡便かつ迅速に可視化することができます。
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