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記事ID : 35195
研究用

生体サンプル中のコレステロールを高感度に定量! Amplite™ コレステロール定量アッセイ(蛍光)

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Amplite™ コレステロール定量アッセイは、生体サンプル中のコレステロールを高感度かつ安定的に定量するキットです。

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背景

コレステロールは、すべての動物細胞によって生合成されるステロール分子です。それは細胞膜の本質的な構成要素であり、膜の完全性および流動性の維持において重要です。コレステロールは、グルココルチコイドおよびゴナドコルチコイドなどのステロイドホルモンや胆汁酸およびビタミンDの前駆体としても役立ちます。

原理

本アッセイは、遊離コレステロールの検出のために酵素結合反応を利用しています。コレステロールはコレステロールオキシダーゼによって酸化され、過酸化水素が生成されます。生成された過酸化水素のレベルは、コレステロール濃度に比例し、独自のAmplite™Red基質を用いて検出されます。ペルオキシダーゼの存在下で、Amplite™Redは過酸化水素と反応して強い蛍光を発します。蛍光マイクロプレートリーダー(Ex / Em = 540/590 nm)にて検出します。

特長

  • 高感度: 0.03 µMのコレステロールを検出

構成内容

  • Component A: Amplite™ Red (light sensitive) 1 vial
  • Component B: Assay Buffer 20 mL
  • Component C: Cholesterol Enzyme Mix (lyophilized) 2 bottles
  • Component D: Cholesterol Standard 1vial (2 mM, 100 µL)
  • Component E: DMSO 1vial (200 µL)

プロトコール概要 (for One 96-Well Plate)

  1. 反応溶液の調整
  2. コレステロールスタンダード及びテストサンプルの添加
  3. 室温または37℃で30分インキュベート
  4. 蛍光強度(Ex/Em = 540/590 nm )で測定

製品データ

コレステロールの用量反応
図.1 Amplite™ コレステロール定量アッセイキットを用いたコレステロールの用量反応
96ウェル黒色プレート使用、Gemini蛍光マイクロプレートリーダー(Molecular Devices)で測定
インキュベーション時間:30分にて、0.03 µM のコレステロールを検出(n=3)

FAQ

唾液中の総コレステロール値を測定するには?

被験者は、サンプル採取の前に少なくとも30分間ガムを噛むことを避けなければなりません(場合によっては、被験者はサンプル収集の前に12〜14時間一晩絶食する必要があります。)

  1. 各被験者に練り歯磨きなしで徹底的に歯を磨いてもらいます。
  2. 次に、各被験者にフロスをかけ、
  3. 口を蒸留水でリンスした後、サンプルを収集します。
  4. サンプルを氷上に保管します。

採取したサンプルを高速で遠心分離し、上清を回収します。
すぐにテストする場合は、上清を氷上で保存し、そうでない場合は-20℃で保存します。
上清をAssay buffer(Component B)で25〜100倍に希釈し試験に用います。

Amplite™ コレステロール定量アッセイ(蛍光)

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Amplite(R) Cholesterol Quantitation Kit詳細データ ABD 40006 1 KIT
[200 Tests]
¥48,000

【関連情報】

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

お問い合わせ

「Amplite™ コレステロール定量アッセイ(蛍光)」は、下記のカテゴリーに属しています。

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