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記事ID : 35242
研究用

血清、血漿、尿などの生体サンプル中の尿素を定量! Amplite™ 比色尿素定量アッセイ

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Amplite™ 比色尿素定量アッセイは、血清、血漿、尿などの生体サンプル中の尿素を測定するための簡便なキットです。

AAT Bioquest社 細胞代謝とシグナリングアッセイ

背景

尿素とは、動物による窒素含有化合物の代謝に必須であり、アミノ酸の酸化またはアンモニアのいずれかからの尿素回路の一部として肝臓で合成されます。その後、尿素は血液に溶け、腎臓に運ばれて尿を通して排泄されます。臨床検査研究では、尿素の測定は健康状態をモニターするための強力なツールです。例えば、血中尿素窒素(BUN)試験は、血中に存在する尿素窒素レベルの濃度の尺度であり、それは主に腎臓機能の評価と腎臓関連疾患を診断するためにクレアチニンテストと組み合わせて使用されます。

原理

本酵素結合アッセイでは、尿素は酵素混合物と反応して青色の生成物を生じます。発生した色強度は、サンプル中の尿素の濃度に比例します。このアッセイでは、吸光マイクロプレートリーダー(675 nm)を用いて、シグナルを検出します。

特長

  • 自動化に最適:連続的で分離工程が不要
  • 96ウェルまたは384ウェルのマイクロタイタープレートに対応
  • 高感度:10 µMの尿素を検出

構成内容

  • Component A: Assay Enzyme Mix
  • Component B: Assay Buffer I
  • Component C: Assay Buffer II
  • Component D: Urea Standard

プロトコール概要

  1. 尿素スタンダードとテストサンプルを調整
  2. 尿素ワーキング試薬を添加
  3. 室温または37℃で30−60分インキュベート
  4. アッセイバッファーIIを添加
  5. 吸光度を665 nmで測定

製品データ

尿素の用量反応
図.1 Amplite™ 比色尿素アッセイキットによる尿素の用量反応
96ウェルクリアボトムプレート使用
インキュベーション時間:Assay Buffer II の添加後15分間
SpectraMaxマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)
10 µMの尿素を検出(n=3)

Amplite™ 比色尿素定量アッセイ

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Amplite(R) Colorimetric Urea Quantitation Kit *Blue Color*詳細データ ABD 10058 1 KIT
[200 Tests]
¥48,000

【関連情報】

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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