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記事ID : 35166
研究用

生体試料中のグルタミン酸を迅速かつ安定的に定量! Amplite™ 蛍光グルタミン酸アッセイ

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Amplite™ 蛍光グルタミン酸アッセイは、生体試料中のグルタミン酸を迅速かつ安定的に定量するキットです。

AAT Bioquest社 細胞代謝とシグナリングアッセイ

背景

グルタミン酸は、タンパク質の生合成に用いられる非必須のα-アミノ酸です。グルタミン酸の塩およびカルボキシレートアニオンは、グルタミン酸塩と呼ばれます。グルタミン酸塩は、多くの細胞機構において利用される重要な化合物です。グルタミン酸は、哺乳動物の神経系における最も豊富な興奮性神経伝達物質であり、シナプス可塑性および認知機能において重要な役割を果たします。また、阻害性神経伝達物質γ-アミノ酪酸(GABA)の前駆体であり、細胞代謝における重要な化合物です。グルタミン酸は血液脳関門を通過できる数少ない栄養素の1つであるため、うつ病、ADD、筋ジストロフィー、精神遅滞および精神障害などの疾患の治療において有望な治療標的として作用します。

原理

本アッセイは、L-グルタミン酸とNADPとの間の反応を触媒してNADPHを生成する酵素結合系を利用しています。生産されたNADPHのレベルは、独自のNADPHセンサーによって認識され、その後NADPにリサイクルされます。このアッセイでは、蛍光マイクロプレートリーダー(Ex / Em = 540 / 590 nm)を用いて、シグナルを検出します。[または吸光マイクロプレートリーダー(吸光度比:A570 nm / A605 nm)でも検出可]

特長

  • 高感度:10 µMのグルタミン酸を検出

構成内容

  • Component A: Enzyme Mix
  • Component B: Assay Buffer
  • Component C: NADP
  • Component D: Glutamic Acid
  • Component E: Dilution Buffer

プロトコール概要

  1. グルタミン酸ワーキング試薬を調整
  2. グルタミン酸スタンダードとテストサンプルを添加
  3. 室温で30分〜2時間インキュベート
  4. 蛍光強度(Ex/Em = 540/590 nm)で測定。(Cutoff = 570 nm)

製品データ

グルタミン酸の用量反応
図.1 Amplite™ 蛍光グルタミン酸アッセイキットを用いたグルタミン酸の用量反応
96ウェル黒色プレート、Gemini マイクロプレートリーダー (Molecular Devices)で測定
インキュベーション時間:1時間にて、10 µMのグルタミン酸を検出

FAQ

本キットは吸光プレートリーダーで測定可能ですか?

はい、 A575 nm / A605 nm で吸光度を測定ください(白壁透明底プレートをご使用ください)。
ただし吸光検出は、蛍光に比べて感度が低くなります。
※蛍光シグナルはEx/Em = 540/590 nmで測定できます(黒プレートをご使用ください)。

Amplite™ 蛍光グルタミン酸アッセイ

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Amplite(R) Fluorimetric Glutamic Acid Assay Kit *Red Fluorescence*詳細データ ABD 10054 1 KIT
[200 Tests]
¥48,000

【関連情報】

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

お問い合わせ

「Amplite™ 蛍光グルタミン酸アッセイ」は、下記のカテゴリーに属しています。

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