Amplite™ グリセロール3-リン酸アッセイは、生体サンプル中のグリセロール3-リン酸を超高感度に定量するためのキットです。

G3Pは解糖中間体であるジヒドロキシアセトンリン酸(DHAP)をグリセロール3-リン酸デヒドロゲナーゼで還元することによって合成することができるグリセロールのリン酸エステルです。それはまた、グリセロールキナーゼによるグリセロールリン酸化を介して肝臓で産生することができます。G3Pは、動物、菌類や植物ではATPの生産に使用されています。動物はまた、ニューロンおよび筋細胞でのG3Pシャトルにおいて、補酵素ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD +)の再生のためにG3Pを使用します。G3Pレベルをモニタリングすることは、脂質代謝や肥満などの脂質不均衡疾患を評価するために有用です。
本比色アッセイは、G3Pを酸化し過酸化水素を生成する酵素カップリング反応のサイクルを利用しています。生成された過酸化水素のレベルは、G3Pの濃度に比例し、当社のAmplite™Red基質で測定されます。蛍光アッセイも同様のアプローチを利用しています。このアッセイでは、吸光マイクロプレートリーダー(575 nm)または蛍光マイクロプレートリーダー(Ex / Em = 540 / 590 nm)を用いて、シグナルを検出します。
図.1 Amplite™ 比色G3Pアッセイキットを用いたG3Pの用量反応
96ウェル黒色クリアボトムプレート使用、Spectra Max吸光マイクロプレートリーダー (Molecular Devices)で測定
インキュベーション時間:30分にて、12.5 µMのG3Pを検出(n=3)
図.2 Amplite™ 蛍光G3Pアッセイキットを用いたG3Pの用量反応
96ウェル黒色プレート使用、Gemini蛍光マイクロプレートリーダー(Molecular Devices)で測定
インキュベーション時間:30分にて、0.41 µMのG3Pを検出(n=3)
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Amplite(R) Colorimetric Glycerol 3-Phosphate (G3P) Assay Kit![]() |
ABD | 13838 | 1 KIT [200 Tests] |
¥84,000 |
Amplite(R) Fluorimetric Glycerol 3-Phosphate (G3P) Assay Kit![]() |
ABD | 13837 | 1 KIT [200 Tests] |
¥84,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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