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記事ID : 35181
研究用

生体サンプル中のグリセロールを簡単かつ安定的に定量! Amplite™ グリセロールアッセイ (比色 / 蛍光)

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Amplite™ グリセロールアッセイは、生体サンプル中のグリセロールを簡単かつ安定的に定量するキットです。

AAT Bioquest社 細胞代謝とシグナリングアッセイ

背景

グリセロールは、肝臓および脂肪組織におけるトリグリセリドおよびリン脂質の合成のための前駆体として主に使用される単純なポリオール化合物です。絶食の間、脂質小滴内に貯蔵されたトリグリセリドは加水分解され、血流に放出されるグリセロールおよび脂肪酸を生成します。血流中に放出される遊離グリセロールの量は、代謝調節および熱産生において重要なトリグリセリド/脂肪酸サイクリング速度に比例します。

原理

本比色アッセイは、グリセロールを酸化して過酸化水素を生成する酵素結合反応を利用しています。生成された過酸化水素のレベルは、HRP結合反応においてAmplite™ Red HRP基質で検出されます。蛍光アッセイも同様のアプローチを利用しています。このアッセイでは、吸光マイクロプレートリーダー(吸光度比:A570 nm / A610 nm)または蛍光マイクロプレートリーダー(Ex / Em = 540 / 590 nm)を用いて、シグナルを検出します。

特長

  • 高感度:
     比色 / 1.6 µMのグリセロールを検出
     蛍光 / 0.16 µMのグリセロールを検出

構成内容

  • Component A: Amplite™ Red HRP substrate
  • Component B: Enzyme Mix
  • Component C: Assay Buffer
  • Component D: Glycerol Standard
  • Component E: DMSO

プロトコール概要

  1. グリセロールワーキング試薬の調整
  2. グリセロールスタンダード及びテストサンプルの添加
  3. (比色の場合)室温で10-30分インキュベート
    (蛍光の場合)室温で30分-1時間インキュベート
  4. (比色の場合)OD575 nmで吸光度測定
    (蛍光の場合)Ex/Em = 540/590 nm (Cutoff = 570 nm) で測定

製品データ

グリセロールの用量反応
図.1 Amplite™ 比色グリセロールアッセイキットを用いたグリセロールの用量反応
96ウェル黒色クリアボトムプレート、SpectraMaxマイクロプレートリーダー(Molecular Devices)で測定
インキュベーション時間:30分で、0.15 µg/mL (〜1.6 µM)のグリセロールを検出

グリセロールの用量反応
図.2 Amplite™ 蛍光グリセロールアッセイキットを用いたグリセロールの用量反応
96ウェル黒色プレート使用、Geminiマイクロプレートリーダー (Molecular Devices)で測定
インキュベーション時間:20分にて、0.015 µg/mL (〜0.16 µM)のグリセロールを検出

Amplite™ グリセロールアッセイ (比色 / 蛍光)

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Amplite(R) Colorimetric Glycerol Assay Kit詳細データ ABD 13832 1 KIT
[200 Tests]
¥84,000
Amplite(R) Fluorimetric Glycerol Assay Kit詳細データ ABD 13833 1 KIT
[200 Tests]
¥84,000

【関連情報】

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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