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記事ID : 14864
研究用

T細胞マーカー CD3ε(TCRE)をホルマリン固定パラフィン包埋組織切片で検出CD3 抗体 - FFPE 用

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ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)組織切片において、マウス CD3 を特異的に検出するモノクローナル抗体です。

幅広い種の CD3ε(epsilon)鎖に保存されたエピトープを検出します。CD3 は、T細胞系に特異的に発現することから、T細胞マーカーとして使用することができます。

背景

CD3(Cluster of differentiation 3)

CD3は、CD3γ(gamma)、CD3δ(delta)、CD3ε(epsilon)、CD3ζ(zeta)の4種類のポリペプチド鎖から構成され、多量体タンパク質複合体を形成しています。CD3 複合体は、T細胞受容体(TCR)と非共有結合的に会合し、T細胞の共受容体としてはたらきます。また、CD3 複合体は長い細胞内領域を持ち、細胞内のシグナル伝達分子と結合します。T細胞抗原受容体(TCR)は、外来性抗原を認識し、その認識シグナルを細胞内に伝達し、休止期から活性化への変化を誘導します。T細胞が成熟すると、CD3 の発現は、前胸腺細胞の細胞質から、胸腺細胞の細胞膜に移行します。CD3 は、正常T細胞および腫瘍性T細胞(リンパ腫、白血病)の理想的なマーカーとなります。また、CD3 は、組織切片において、免疫組織化学的にT細胞を検出するための有用なマーカーとなります。

ヒトの臨床現場では、CD3 は悪性リンパ腫および白血病の分類に役立つ重要なT細胞マーカーととして用いられています。また、セリアック病、リンパ球性大腸炎、コラーゲン性大腸炎におけるT細胞の検出にも使用できます。抗 CD3ε(epsilon)抗体(Okt3)は、臓器移植における免疫抑制剤として臨床的に承認されています。抗CD3抗体は、動物実験において、移植に対する免疫寛容を誘導します。

仕様

特異性 CD3ε
種反応性 マウス
免疫動物 ラット
アイソタイプ IgG1/κ
クローン HH3E
タイプ モノクローナル
アプリケーション 免疫組織化学(IHC)、パラフィン切片(PS)、凍結切片(GS)、ウェスタンブロット
コンジュゲーション なし
推奨希釈倍率 組織細胞化学 1:100

使用例

図1 FFPE 組織切片を用いたマウス CD3ε(TCRE)の免疫組織化学染色図1 FFPE 組織切片を用いたマウス CD3ε(TCRE)の免疫組織化学染色
図1 FFPE 組織切片を用いたマウス CD3ε(TCRE)の免疫組織化学染色図1 FFPE 組織切片を用いたマウス CD3ε(TCRE)の免疫組織化学染色
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図1 FFPE 組織切片を用いたマウス CD3ε(TCRE)の免疫組織化学染色
(写真は Prof.Dr.H.Stein、Pathodiagnostik-Berlin、Berlin、Germany のご厚意による)
本抗体を用いて、マウス FFPE 切片を免疫組織化学法により染色した。リンパ節(A、B)、脾臓(C)、腎臓(D)。
標準的な手法に従い、各切片を、クエン酸バッファー中で高温加熱することにより抗原賦活化した。その後、アルカリホスファターゼを用いた間接法により染色し、ヘマトキシリンを用いた対比染色をおこなった。

参考文献

  1. Leon F. Flow cytometry of intestinal intraepithelial lymphocytes in celiac disease. Journal of Immunological Methods 363: 177-186, 2011
  2. Smith-Garvin JE et al.. T cell activation. Annu Rev Immunol. 27:591-619, 2009
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  4. Vernau W, Moore PF. An immunophenotypic study of canine leukemias and preliminary assessment of clonality by polymerase chain reaction. Vet Immunol Immunopathol. 69:145-164, 1999
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  6. Chetty R, Gatter K. CD3: Structure, function, and role of immunostaining in clinical practice. The Journal of Pathology 173(4): 303–307, 1994
  7. Salvadori S et al. Abnormal signal transduction by T cells of mice with parental tumors is not seen in mice bearing IL-2-secreting tumors. J Immunol. 153(11):5176-5182, 1994
  8. Nicolls MR et al. Induction of long-term specific tolerance to allografts in rats by therapy with an anti-CD3-like monoclonal antibody. Transplantation 55(3):459-468, 1993

FFPE 用 CD3 抗体

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Anti CD3, Mouse (Rat) , HH3E詳細データ DNV DIA-303 0.5 ML
¥113,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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