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サル痘ウイルスを検出、中和する抗体 Anti-Monkeypox Virus　抗サル痘ウイルス抗体

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メーカー名：Leinco Technologies, Inc.

サル痘ウイルス（MPXV）、牛痘ウイルス（CPXV）、天然痘ウイルス（VARV）、ワクシニアウイルス（VACV）に対するオルソポックスウイルス特異的モノクローナル抗体です。

商品ラインアップ

Anti-MPXV M1R（Clone：MPXV-26）
Anti-MPXV A35R（Clone: MPXV-56）
Anti-MPXV B6R（Clone: MPXV-13）

背景

サル痘ウイルス（MPXV）は、ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属の人獣共通感染症ウイルスで¹、天然痘に次いで病原性の高いポックスウイルスです。西アフリカと中央アフリカ（コンゴ盆地）の2つの遺伝的クレードが特徴的であり、中央アフリカクレードはヒトからヒトへの感染が可能です^1,2。天然痘が根絶されたことによりサル痘の感染が増加し、病原性に影響を与えるウイルスの突然変異が起こる機会が増えたため、サル痘は臨床的に重要な意味を持つようになりました^{1, 2}。一種類のオルソポックスウイルスへの感染、あるいはワクシニアウイルスのワクチン接種は、他のオルソポックスウイルス感染を防ぐことができます^3,4,5。MPXVは、線状の二本鎖DNAゲノムを持つエンベロープウイルス²であり、200以上のタンパク質からなる大規模で複雑なプロテオームを有しています⁶。感染時には、成熟ビリオン（MV）とエンベロープドビリオン（EV）という、抗原的に異なる2つの形態で存在します⁶。

Anti-MPXV M1R（Clone：MPXV-26）

抗MPXV M1R（clone name：MPXV-26）は、サルポックスウイルスのORF M1RにコードされるMV膜タンパク質（ワクチニアウイルスL1Rとホモログ）を検出します。

商品情報

品番	LT553
クローン	MPXV-26
タンパク質	Monkeypox
特異性	サルポックスウイルス
宿主	HEK-293
免疫原	自然発症のMPXV感染から回復したドナーから得た末梢血単核細胞から作製⁵
プロダクトタイプ	Recombinant Monoclonal Antibody
アイソタイプ	IgG1λ
アプリケーション	ELISA, Neutralization
濃度	≥ 5.0 mg/ml
エンドトキシンレベル	< 1.0 EU/mg（LAL法）
純度	≥ 95% monomer by analytical SEC
包装状態	本抗体は、0.01 Mリン酸緩衝生理食塩水（150 mM NaCl、pH 7.2 - 7.4）に溶解した状態で無菌包装されています。キャリアタンパク質、カリウム、カルシウムおよび防腐剤は添加されていません。抗体固有の生化学的性質により、製品によっては経時的に沈殿を生じることがありますが、沈殿は無菌状態での遠心分離やろ過により除去することができます。

MPXV-26は、ウイルス種によっては抗原とライセートを検出できない場合がございます。下記表をご参照ください。
MPXV-26は、VACVのMVおよびMV+補体（MV+C'）を中和し、MPXVのMV、MV+C'を弱く中和します。

	ウイルス種
	MPXV	CPXV	VARV	VACV
antigen	N.D.	N.D.	〇	〇
purified antigen	N.D.	N.D.	〇	〇
cell lysate	×	〇	〇	×
virus-infected cell lysate	×	〇	N.D.	×

品名	メーカー	品番	包装	希望販売価格
Anti Monkeypox	LET	LT553	250 UG	￥43,000
Anti Monkeypox	LET	LT553	1 MG	￥98,000
Anti Monkeypox	LET	LT553	5 MG	お問い合わせ

Anti-MPXV A35R (Clone: MPXV-56)

商品情報

抗MPXV A35R（clone name：MPXV-56）は、サルポックスウイルスのORF A35RにコードされるMV膜タンパク質（ワクチニアウイルスA35Rとホモログ）を検出します。

品番	LT554
クローン	MPXV-56
タンパク質	Monkeypox
特異性	サルポックスウイルス
宿主	HEK-293
免疫原	自然発症のMPXV感染から回復した、もしくはワクシニアに対する免疫を獲得したドナーから得た末梢血単核細胞から作製⁵
プロダクトタイプ	Recombinant Monoclonal Antibody
アイソタイプ	IgG2
アプリケーション	ELISA, Neutralization
濃度	≥ 5.0 mg/ml
エンドトキシンレベル	< 1.0 EU/mg（LAL法）
純度	≥ 95% monomer by analytical SEC
包装状態	本抗体は、0.01 Mリン酸緩衝生理食塩水（150 mM NaCl、pH 7.2 - 7.4）に溶解した状態で無菌包装されています。キャリアタンパク質、カリウム、カルシウムおよび防腐剤は添加されていません。抗体固有の生化学的性質により、製品によっては経時的に沈殿を生じることがありますが、沈殿は無菌状態での遠心分離やろ過により除去することができます。

MPXV-56は、ウイルス種によっては抗原とライセートを検出できない場合がございます。下記表をご参照ください。
MPXV-56は、VACVのEV+補体（+C'）を中和しますが、MV、MV+C'、EVを中和しません。

	ウイルス種
	MPXV	CPXV	VARV	VACV
antigen	N.D.	N.D.	〇	〇
purified antigen	N.D.	N.D.	〇	〇
cell lysate	〇	〇	〇	〇
virus-infected cell lysate	〇(weak)	〇(weak)	N.D.	〇(weak)

品名	メーカー	品番	包装	希望販売価格
Anti Monkeypox	LET	LT554	250 UG	￥43,000
Anti Monkeypox	LET	LT554	1 MG	￥98,000
Anti Monkeypox	LET	LT554	5 MG	お問い合わせ

Anti-MPXV B6R (Clone: MPXV-13)

商品情報

抗MPXV B6R（clone name：MPXV-13）は、サルポックスウイルスのORF B6RにコードされるMV膜タンパク質（ワクチニアウイルスB6Rとホモログ）を検出します。

品番	LT555
クローン	MPXV-13
タンパク質	Monkeypox
特異性	サルポックスウイルス
宿主	HEK-293
免疫原	自然発症のMPXV感染から回復したドナーから得た末梢血単核細胞から作製⁵
プロダクトタイプ	Recombinant Monoclonal Antibody
アイソタイプ	Human IgG1
アプリケーション	ELISA, Neutralization
濃度	≥ 5.0 mg/ml
エンドトキシンレベル	< 1.0 EU/mg（LAL法）
純度	≥ 95% monomer by analytical SEC
包装状態	本抗体は、0.01 Mリン酸緩衝生理食塩水（150 mM NaCl、pH 7.2 - 7.4）に溶解した状態で無菌包装されています。キャリアタンパク質、カリウム、カルシウムおよび防腐剤は添加されていません。抗体固有の生化学的性質により、製品によっては経時的に沈殿を生じることがありますが、沈殿は無菌状態での遠心分離やろ過により除去することができます。

MPXV-13は、ウイルス種によっては抗原とライセートを検出できない場合がございます。下記表をご参照ください。
MPXV-13は、VACVのEV+補体（+C'）を中和しますが、MV、MV+C'、EVは中和しません。また、CPXVのMV+C'を中和しますが、MPXVのMV、MV+C'、EV、EV+C'は中和しません。

	ウイルス種
	MPXV	CPXV	VARV	VACV
antigen	N.D.	N.D.	〇	〇
purified antigen	N.D.	N.D.	◎(strong)	〇(weak)
cell lysate	〇	〇	〇	〇
virus-infected cell lysate	〇（weak）	◎(strong)	N.D.	〇（weak）

品名	メーカー	品番	包装	希望販売価格
Anti Monkeypox	LET	LT555	250 UG	￥43,000
Anti Monkeypox	LET	LT555	1 MG	￥98,000
Anti Monkeypox	LET	LT555	5 MG	お問い合わせ

参考文献

Sklenovská N, Van Ranst M. Front Public Health. 6:241. 2018.
Moore M, Zahra F. 2021 Oct 19. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2022 Jan-.
McConnell S, Herman YF, Mattson DE, et al. Am J Vet Res. 25:192-195. 1964.
Hammarlund E, Lewis MW, Carter SV, et al. Nat Med. 11(9):1005-1011. 2005.
Gilchuk I, Gilchuk P, Sapparapu G, et al. Cell. 167(3):684-694.e9. 2016.
Moss B. Immunol Rev.239:8-26. 2011.