電話で問い合わせ
お急ぎの場合は、コスモ・バイオ(株)製造技術部
0134-61-2301
にお問い合わせください。
※平日 9:00〜17:30 (土、日、祝日は定休日です)
抗原としてタンパク質を使用する場合、立体構造を含むエピトープを認識する抗体が出来る可能性があり特異的で親和性の高い抗体が得られるチャンスがあります。ただ、リコンビナントタンパク質はネイティブのタンパク質の立体構造を再現できていない場合もあるため注意が必要です。また、ポリクローナル抗体では、エピトープの数が多く抗体のバリエーションも増えますので、細かい違いを見分ける抗体は得られ難いことがあります。対してペプチドを抗原とする場合は、小さな分子のためエピトープは限定的で抗体のバリエーションも少なくなるため、アイソフォームや突然変異などの細かな違いを見極める抗体を取得できる期待があります。ただ、立体構造は認識できずリニアな部位を認識する抗体となりますので、類似のタンパク質と交差する場合があります。また、ペプチド抗原に対する抗体は高確率で得られますが、その抗体がターゲットタンパク質に反応しない可能性があります。エピトープがタンパク質の内側に存在していたり、翻訳後修飾されていたりと理由は様々です。しかしこれらの問題のほとんどは適切なエピトープデザインを行うことで防ぐことが可能です。