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記事ID : 14837
研究用

I 型コラーゲンを含む ECM(細胞外基質)溶液/細胞培養器材のコーティングに Applied Cell 細胞外マトリックス

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Applied Cell 細胞外マトリックスは、ラット尾腱由来の I 型コラーゲンを含む溶液です。細胞培養器材のコーティングや、コラーゲンゲルとしてのご使用に適しています。

本製品で細胞培養器材をコートすることで、肝細胞、線維芽細胞、上皮細胞などの様々な細胞株において、細胞の接着性が向上することが示されています。

Applied Cell 細胞外マトリックス

背景

細胞生物学における細胞分化、細胞周期、細胞生存などのプロセスには、細胞接着を介したシグナル伝達が関与しています。このことから、接着は、in vitro での研究に重要な役割を果たしているといえます。

本製品は、ラット尾腱から単離した I 型コラーゲンを主成分とする溶液です。I 型コラーゲンは、体内に最も多く存在するコラーゲンで、ヒドロキシリジンや炭水化物が少ない点が、他のコラーゲンと異なります。

特長

  • 20 mM 酢酸(pH 〜3.0)中で保存
  • 細胞培養器材に直接添加してコートすることが可能
  • 迅速・簡単にプレートコーティング
  • 様々な初代培養細胞の接着性が向上

プロトコール

Applied Cell 細胞外マトリックス プロトコール
表1 細胞培養器材のコーティングに必要な量
細胞培養器材 面積(cm2) 量(uL)
96ウェルプレート 0.32 75 uL
24ウェルプレート 2 250 uL
12ウェルプレート 4 400 uL
6ウェルプレート 9 600 uL

FAQ

【01】 T75 フラスコをコートするのに必要な量はどのくらいですか?

T75 フラスコには、5mL - 7mL ご使用いただくことを推奨します。

【02】 T25 フラスコをコートするのに必要な量はどのくらいですか?

T25 フラスコには、0.5mL - 1mL ご使用いただくことを推奨します。

【03】 脳由来初代細胞の培養に、コラーゲンではなくフィブロネクチンでコートしたフラスコを使用できますか?

フィブロネクチンでコートしたフラスコをご使用いただくことはできますが、細胞の増殖速度が最大となることは保証できません。
継代数および増殖速度についての情報は、ECM コートしたプレート/フラスコで細胞を培養した結果を基にしています。

【04】 コートしたプレートは、どのくらいの時間乾燥させればいいですか?
細胞を播種する前に、フラスコを PBS で洗浄する必要はありますか?

コートしたプレート/ウェルは、最大で1時間かけて、完全に乾かしてください。
コートした細胞培養器材は、PBS で洗浄する必要がなく、すぐにご使用いただけます。また、コートしたフラスコは、4-8℃ で約2週間保存することができます。

Applied Cell 細胞外マトリックス

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Applied Cell Extracellular Matrix, Rat詳細データ APB G422 25 ML
¥89,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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