本製品はモノクローナル抗体4種類の抗体カクテルです。コラーゲン誘導性関節炎(Collagen Induced Arthritis:CIA)モデルの代替として、抗コラーゲン抗体関節炎(Collagen Antibody-Induced Arthritis:CAIA)の誘導にご使用いただけます。
背景
CIAを発症させたマウスは、ヒトのリウマチ関節炎の実験モデルとして広く利用されています。しかし多くのトランスジェニックマウスの遺伝子背景であるC57BL/6系統のマウスでは、CIAやCAIAの発症率が低く、多量の抗体カクテルを投与する必要がありました。
本商品は、C57BL/6系統のマウスで関節炎を発症させるのに最適化されており、より少ない投与量で関節炎を発症させることができます。
CAIAモデルの利点
実験期間 | マウスの場合、関節炎は通常24-48時間以内に発症します。観察は2週間程度で終了するため、評価回数やスコアリング期間を縮小することが可能です。 |
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規模の縮小 | 発症率はほぼ100%のため、使用するマウスの数を減らすことが可能です。 |
同期性 | 個体間での発症時期を同期させることで、スケジュールを簡素化できます。 |
定常的・制御可能 | 病気の進行が定常的であり、様々な実験体系で評価することが可能です。 |
感受性 | トランスジェニック系統で発症させる場合、抗体カクテルの投与量は2 mg/匹程度の少量です。 |
図1. ArthritoMab™ 抗体カクテルの投与量とスコアリングの相関
(C57BL/6に投与)
他社との比較
ArthritoMab™ | 他社品 | |
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認識するエピトープ | CB11、CB10、CB8 | CB11のみ |
病気の進行 | 定常的かつ制御可能 | 急激かつ深刻 |
肢への影響 | 一貫性あり、主に後肢 | 様々かつ予測不可能 |
C57BL/6への投与量 | 2 mg (1 vialで25匹分) | 5 mg (1 vialで8匹分) |
図2. 認識するエピトープ
図3. 組織画像(C57BL/6JN)
2 mgの投与で、CIAモデルと同様の特徴が観察される。
Efficient promotion of collagen antibody induced arthritis (CAIA) using four monoclonal antibodies specific for the major epitopes recognized in both collagen induced arthritis and rheumatoid arthritis. Nandukamar & Holmdahl Journal of Immunological Methods 304 (2005) 126 – 136
関節炎誘導用モノクローナル抗体カクテル(C57BL/6用)
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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ArthritoMABTM Antibody Cocktail for C57BL/6, Mouse (Mouse) , M2139, CIIC2, UL1, CIIC1 | MDB | CIA-MAB-2C | 50 MG |
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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