SensoLyte® 520キットは、生体試料や酵素の精製準備の際のカテプシンL検出キットです。ペプチド基質を基にしたFRET(蛍光共鳴エネルギー移動)を利用しています。
SensoLyte® Rh110 カテプシンL活性キットは、インヒビタースクリーニングやRh110(ローダミン110)を使った酵素活性を簡便に解析するキットです。標識したフルオロフォア基質を利用しています。
背景
カテプシンL(リソソームエンドペプチダーゼ)は、システインプロテイナーゼのパパイン系のファミリーです。カテプシンLは、腫瘍細胞浸潤の促進し、細胞内と分泌されたタンパク質の抗原プロセシングとターンオーバー(代謝回転)の促進をします。また、成長抑制において主要な骨吸収と骨転移の役割を行います。
特長
SensoLyte® 520キット、SensoLyte® Rh110 カテプシンL活性キットのどちらの基質も520nm(励起時490nm)の緑色の蛍光波長を呈し、より低い蛍光バックグランドを示します。また、他のカテプシンへの交差性を極めて低くします。
構成内容
SensoLyte® 520 カテプシンL活性キット
- QXL™ 520/HiLyte Fluor™ 488, カテプシンL基質, Ex/Em=490 nm/520 nm upon cleavage (1mM)
- HiLyte Fluor™ 488, fluorescence reference standard, Ex/Em=490 nm/520 nm (1mM)
- カテプシンL, human recombinant (0.1 mg/mL)
- 活性バッファー
- カテプシンLインヒビター (100μM)
- DTT (1 M)
SensoLyte® Rh110 カテプシンL活性キット
- Rh110カテプシンL基質, Ex/Em=490 nm/520 nm upon cleavage (600 μM)
- Rh110 fluorescence reference standard, Ex/Em=490 nm/520 nm (600μM)
- カテプシンL, human recombinant (0.1 mg/mL)
- 活性バッファー
- カテプシンLインヒビター(100μM)
- DTT (1 M)
使用例
図1. SensoLyte®520 カテプシンL活性キットで測定されたepoxysuccinyl ペプチドによるカテプシンL活性の阻害
図2. SensoLyte®Rh110 カテプシンL活性キットで測定されたepoxysuccinyl ペプチドによるカテプシンL活性の阻害
カテプシンL活性測定キット
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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SensoLyte(R) 520 Cathepsin L Assay Kit *Fluorimetric*![]() |
ASI | AS-72218 | 1 KIT |
¥183,000 |
SensoLyte(R) Rh110 Cathepsin L Assay Kit *Fluorimetric*![]() |
ASI | AS-72217 | 1 KIT |
販売終了 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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