ホタル・ルシフェラーゼ発光反応は、ルシフェラーゼによるルシフェリンの酸化反応を通して光を生じます。ルシフェリンは、ルシフェラーゼ、マグネシウムイオン(Mg2+)存在下において、ATPと反応した後、酸素分子(O2)と反応して励起状態のオキシルシフェリンを生成し、基底状態に戻る際に光を発します。ルシフェラーゼ発光反応は、ATPが必須因子であるため、ATPを律速にした場合の生じる発光量は、ATP量に比例します。(図 1)
ATP量を正確に測定することにより、ATP合成能や組織の活性度を知ることができます。また生物の生存性と相関のあるATPを測定することで、生菌数と生細胞数(微生物汚染と細胞毒性)の判定にご利用いただけます。
各製品は、高感度発光技術と抽出操作後のATP量変動制御技術により、高い正確性のもとにご使用いただけます。
【ATP測定キット&試薬 製品ラインアップ】
製品名 | 用途 | 特長 |
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『組織の』ATP測定キット | 組織中のATP量の測定 | 動物組織から抽出したATP量を、ホタルルシフェラーゼ発光法により測定する試薬キット |
『血液の』ATP測定キット | 血液中のATP量の測定 | 血液中のATP量を、ホタルルシフェラーゼ発光法により測定する試薬キット |
『細胞の』ATP測定試薬 Ver.2 | 単層培養の細胞数測定 | 培養細胞中のATP量をルシフェラーゼ発光法により測定する試薬 |
Intracellular ATP測定キット Ver.2 | 培養細胞の高感度なATP測定 | 培養細胞中のATP量をルシフェラーゼ発光法により高感度に測定する試薬 |
Extracellular ATP測定キット | 培養細胞外(培地中)のATP測定 | 培地中に放出された細胞外ATPを高感度に測定する発光試薬 |