本商品は、ベータヘキソサミニダーゼ活性を測定する簡単な蛍光定量アッセイです。
背景
ヘキソサミニダーゼはN-アセチル-D-ヘキソサミニドからN-アセチル-Dヘキソサミン残基を加水分解する酵素です。リソソームに局在し、αまたはβサブユニットの組み合わせから3種類の二量体を形成します。αβの組み合わせ (アイソザイムA) は 「生体内でGM2ガングリオシドを加水分解する」という既知の機能を持つ唯一の組み合わせです。 αα(アイソザイムB)とβ(アイソザイムS)の他の2つの組み合わせは、細胞組織で観察されていますが、その機能は不明です。アイソザイムAは、補因子GM2アクチベータータンパク質と組合わせて GM2ガングリオシドや末端N-アセチルヘキソサミンを有する他の分子を分解します。βサブユニットをコードする遺伝子突然変異は、Sandhoff病を引き起こします。αサブユニットの遺伝子座における突然変異は、テイ - サックス病の第一の原因であるGM2ガングリオシドの加水分解を減少させます。リソソームヘキソサミニダーゼのαサブユニットおよびβサブユニットの両方がGalNAc残基を切断することができますが、重要な残基Arg-424およびαサブユニットのアミノ酸配列から形成されるループ構造により、αサブユニットのみがGM2ガングリオシドを加水分解することができます 。GM2アクチベータータンパク質はGM2ガングリオシドをヘキソサミニダーゼに局在させるためのトランスポーターとして作用するので、機能的ヘキソサミニダーゼ酵素はGM2ガングリオシドをGM3ガングリオシドに加水分解することができます。
特長
- サンプル:血清、血漿
- 測定波長:Ex/Em = 365 / 450 nm
- ポジティブコントロールを含みます。
構成内容
- Recombinant Beta Hexosaminidase
- 10X Substrate
- 5X Assay Buffer
- 10X Neutralization Buffer
測定例
図.1 組換えベータヘキソサミニダーゼ陽性コントロール
種々の濃度のポジティブコントロールを、ベータヘキソサミニダーゼ活性アッセイで測定した。
図.2 血清中のベータヘキソサミニダーゼ検出
アッセイプロトコルに従ってヒト血清を測定した。
Beta Hexosaminidase Activity Assay Kit
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Beta Hexosaminidase Activity Assay Kit | CBL | MET-5095 | 100 ASSAY |
¥132,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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