生体試料中のβ-ヒドロキシ酪酸量を高感度で蛍光測定するキットです。本キットは、β-ヒドロキシ酪酸の二段階反応に基づいています。生成されたNADHは、蛍光NADHセンサーと特異的に反応することで検出することができます。
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ケトン体は、血液中のグルコースレベルが下がった時に、肝臓で作られ、末梢まで運ばれてエネルギー源として使われます。主としてβ-ヒドロキシ酪酸とアセト酢酸の2つのケトン体があります。アセトンは3番目に多いケトン体です。通常、空腹のときや長い運動のとき、β-ヒドロキシ酪酸とアセト酢酸の血中濃度は低くなっています。糖尿病患者、サリチル酸中毒、ホルモン欠乏症、小児低血糖症、他の急性疾患の状態において、血中にケトン体が大量に存在します。血中でケトン体が過剰に産生され、蓄積すると(ケトーシス)、異常な代謝性アシドーシス(ケトアシドーシス)につながります。ときにはケトアシドーシスは致命的になります。血中に多く存在する(最大で75%)β-ヒドロキシ酪酸の定量を行う試験方法は、ケトアシドーシスの診断と治療成果を追跡するのに利用されます。
図1.β-ヒドロキシ酪酸のスタンダードカーブ
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Amplite(R) Fluorimetric Beta-Hydroxybutyrate (Ketone Body) Assay Kit | ABD | 13831 | 1 KIT [200 Tests] |
¥84,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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