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記事ID : 16126
研究用

肝・胆道疾患の研究に ビリルビンアッセイキット

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ビリルビンアッセイキット(bilirubin assay kit)は、血漿・血清・細胞/組織ライセート中の総ビリルビン(total bilirubin)を測定できるキットです。

ビリルビンアッセイキットの活用イメージ図

背景

ビリルビン(bilirubin)

ビリルビンはヘム分解の際に生じる副生成物で、グルクロン酸抱合型の直接ビリルビン(direct bilirubin)と、非抱合型の間接ビリルビン(indirect bilirubin)が存在します。 脂溶性の間接ビリルビンは、アルブミンと結合して肝臓に運ばれ、肝臓内でグルクロン酸抱合を受けて水溶性の直接ビリルビンとなり、胆汁中に排泄されます。
ビリルビン濃度の上昇は黄疸やジルベール症候群に関連し、低下は心血管疾患や糖尿病に関連します。

特長

  • 血漿、血清、細胞/組織ライセート中の総ビリルビンを測定
  • 検出限界: 0.5 mg/dL
  • キットにはビリルビンスタンダードが付属します

構成内容

  • ビリルビンスタンダード
  • 反応促進剤
  • ジアゾ試薬
  • ネガティブコントロール試薬
  • アッセイ試薬A
  • アッセイ試薬B

測定原理

本キットは Jendrassik-Grof 法に基づいて測定します。ジアゾ化スルファニル酸は直接ビリルビンと反応してアゾビリルビンを形成し、比色法により 540 nm で検出できます。なお間接ビリルビンは反応が遅いため、最終的に総ビリルビンを測定するために反応促進剤を添加します。

使用例

総ビリルビン スタンダードカーブ
図1 総ビリルビン スタンダードカーブ

参考文献
  1. Jendrassik L, Grof P. (1938) Biochem Z 297: 81-89.
  2. Doumas BT, Perry BW, Jenderzejczak B, and Katona V. (1982) Clin. Chem 28: 2305-2308.
  3. McPhaul L, Kershaw M, Tilque D, and Eckfeldt JH. (1985) Clin. Chem. 31: 1229-1231.
  4. Rand RN and di Pasqua A., (1962) Clin. Chem. 8:570-578.
  5. Doumas BT, Yein F, Perry B, Jenderzejczak B, and Kessner A., (1999) Clin. Chem. 45:1255-1260

ビリルビンアッセイキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Bilirubin Assay Kit詳細データ CBL MET-5010 200 ASSAY
¥135,000
CBL_bnr_05.jpg Cell Biolabs(セルバイオラボ)社商品一覧 セルベースアッセイ商品 ウイルス発現商品 幹細胞研究商品 酸化ストレス / 酸化損傷商品 代謝研究商品 Cell Biolabs(セルバイオラボ)社商品一覧

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