本商品は、ヒトの血清・血漿中の機能的(受容体への結合能を有する)レプチンを定量するキットです。
生物学的活性を有するレプチンのみを検出 bioLEP functional Leptin ELISA
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背景
レプチンとは?
レプチンは146のアミノ酸で構成される分子量16kDaのタンパク質です。脂肪細胞で産生され、生体内のエネルギー恒常性(代謝や食欲・摂食)を制御する働きをしています。血中のレプチン濃度は体内の脂肪貯蔵に大きく関係しており、健康な場合、血中レプチンレベルが低ければ空腹のシグナルを表し、高ければエネルギー貯蔵が多いことを表し食欲が抑制されます。
生物学的活性を持たない、レプチンの変異体とは?
近年、自然に生じるレプチン遺伝子の変異によって、レプチン分子が受容体に結合できなくなる、すなわち生物学的活性を失うことが分かりました。これは、レプチン遺伝子の塩基転換(c.298G → T)により、100番目のアスパラギン酸とチロシンのアミノ酸置換(pD100Y)が生じることが原因です。
このレプチンの変異体は生体内で摂食制御に障害を生じさせ、極度の肥満を引き起こします。治療法としてはヒトレプチンのリコンビナントタンパク質の投与が有効で、摂食障害を正常に戻し、体重を劇的に減少させることが確認されています。
特長
- 受容体に結合する機能的/生物活性を持つレプチンのみを検出
- 感度:0.01 ng/mL
- 一般的な Leptin ELISA kit(品番:E07、E077)と併用し、正常なレプチンと変異体の相対量を測定できる。
- レプチン遺伝子の変異率を安価かつ迅速に評価
製品データ
図1. スタンダード曲線
図2. bioLEP ELISA kitと一般的なLeptin ELISA kitとの比較
図3. 比較試験
bioLEP(品番:L07)と一般的なLeptin ELISA kit(品番:E07)の比較を行った。
健康ドナー由来の血清88サンプルでレプチン濃度を測定し、Bland- Altman プロット(上)とPassing-Bablok 回帰(下)を用いて分析した。
bioLEP functional Leptin ELISA
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
BioLEP ELISA, functional Leptin, Human | MDA | L07 | 1 KIT |
納期未定 ¥227,000 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Leptin, EIA, Human | MDA | E07 | 1 KIT [1_キット] |
納期未定 ¥101,000 |
Leptin, EIA (Sensitive), Human | MDA | E077 | 1 KIT [1_キット] |
納期未定 ¥101,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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